四代目桃丸 精緻を極めた鏡面パーツの造作と絢爛豪華な電飾アートで魅せる

リアビューの目玉は、観音扉を席巻する「牛若丸の鯉退治」のペイント。橋本工芸の傑作画だ。

       


愛車・四代目桃丸は、全身にオリジナリティに富んだモダンパーツを過積載。迫力のある箱3面画との相乗効果によって、他車の追従を許さないフルアートスタイルを実現している。

前面に筒出しステンレス×18発を並べたバイザーを筆頭に、とのす倶楽部から譲り受けた全長2m40cmのキャブロケット、十分な張り出しを誇るコの字タイプのミラーステーなど、キャブ周りには、オーバースケールにして独創性満点なワンオフパーツが目白押し。ナンバーボックス上に、人気ヒーローのフィギュアをスケルトンルックで陳列したフロントバンパーも、見る者の視線をクギ付けにする。

そのほか、徹底した抜きデザインでオリジナリティを披露するドアパネルの電飾ボックス、さらには、精緻なディテールメイクが目を引く特大ハシゴなど、キャブ側面にも見逃せないビューポイントを多数用意している。

一方、荷台周りの目玉といえば、箱3面を席巻する橋本工芸製のペイントだ。運転席側に「龍と観音様」、助手席側に「風神雷神」、リア観音扉に「牛若丸の鯉退治」と和風モチーフを採用した作品は、構図、タッチ、カラーリングの3拍子をそろえ、文句なしの個性をアピールしている。

なお、抜きデザインで個性を演出するサイドバンパーや、フロントとはまた異なるアニメキャラクターのフィギュアを並べた金沢板金製のリアバンパーなど、箱周りにコンビネーションした大型パーツ群も秀逸だ。

【写真6点】他車の追従を許さないフルアートスタイル。

カミオン20010年12月号トップアートをもとに再構成

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