瑞紀姫 ファンタスティックなラッセン調箱3面画で個性をアピール

リア観音扉には「虎」をペイント。リア下周りには肉厚&フラットなバンパーと3連丸テールボックス×2個を装着している。

       


トラック運転歴25年のオーナーが駆る瑞紀姫は、平成8年に新車を購入後、約5年をかけてコツコツと飾り上げたフルアート車。秘密工場で製作した重厚な鏡面パーツ陣と、アースコンシャスなラッセン調ペイントで存在感をアピールする注目車だ。

黒塗りのキャブ周りには、量感に優れたラッセル戻しバンパーをはじめ、天板をルーバリング風で仕上げた舟型バイザー、その両脇で異彩を放つ角おこしパイプ2本仕様のミラーステーなど、個性と迫力を兼ね備えたワンオフパーツをセンスよくラインナップ。ウイングマークや弁当箱らレトロ気分なパーツ群とのマッチングも申し分なく、周囲に見応えMAXなスタイルを披露している。箱前面に備えた特大サイズのメインアンドンや、ハシゴの最上部を彩る名文句アンドンも、見る者の視線をクギ付けにするビューポイントだ。

なお、後輩が筆を執った箱3面画は、製作当時に一世を風靡していたラッセン調で仕上げた秀作。地球、宇宙、自然、生命……などのキーワードを盛り込んだ壮大でファンタスティックなそれは、他車の追従を許さない無国籍気分が圧巻。瑞紀姫を購入した年に生まれた三女も今や15歳。5年後のダブル成人式も夢ではないだろう。

【写真6点】アースコンシャスなフルアート車。

カミオン2011年10月号トップアートをもとに再構成

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