北陽丸 余すとこなくキャブを飾り上げた新世代のコテコテデコトラ

キャンター平ボディをベースに、大胆なキャブアートを展開。過激なフォルムからアグレッシブなムードを強烈に発散する極上の1台を作り上げた。筒出しと最新ナイトシーンアイテムをたっぷりと盛り込んだ、その魅力を早速紹介していこう。

       


トップパートは厚みをたっぷりとった平型バイザーに、大型ロケット2発をコンビネーション。2発のロケットの間にも筒出しを並べ、攻撃的なフォルムを一層強調している。ロケット内部には蛍光灯、筒出しにはLEDを装備。バイザーも前面アンドンに加え、天板部分にLEDソフトモールを装着。類い希なるナイトシーンを披露する。また、アグレッシブそのものという感じのフォルムに対し、バイザーミミには丸棒を使った精緻な細工を施しているのも特徴。大胆さと繊細さが混在した、個性的かつ完成度の高いアートといえるだろう。

そして、個性的な形状のミラーステーから連なるブレ止めにも、ズラリと筒出しを並べた。さらに2段で電飾ボックス+バスマークを装備し、フロントパネルを埋め尽くす。上段のボックスにはコンピューターリレーが組み込まれ、LEDがさまざまな模様を美しく描き出すなど、ナイトシーンをより一層華やかで個性的なモノに昇華している。 ボリューム感あふれるトップパートに対しバランスをとるように、ボトムパートには存在感あふれるラッセル戻しバンパーをフィーチャー。大型フラッグポールやリップ状の筒出しを装備し、重量感をさらにアップ。ナンバーボックスの上部にはユニークな2連アンドンと筒出し2発も装備。飾れる部分は余すところなく飾り上げた、新世代のコテコテアート車と言える1台だ。

【写真6点】アグレッシブなムードを強烈に発散。

カミオン2010年10月号トップアートをもとに再構成

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