霧姫 自作パーツと幻想的な箱3面画の会心コラボデコトラ

リア観音扉の絵もさることながら、8角テール×18発を奢ったリア下回りも迫力満点だ。

       


霧姫は、ファンタスティックな箱3面画に加え、全身に玄人はだしな工作技術を誇るハンドメイドパーツを満載した豪快なフルアート車だ。 箱3面を席巻するペイントは、オーナーが全幅の信頼を寄せるえかきやが手腕を振るった傑作で、ラッセンの作品をベースにしながらも、次々と絵柄(イルカやクジラなど)を描き加えることで、当初より「にぎやかさ」がアップ。鮮やかな筆致も功を奏し、見る者を楽しませる。

一方、1ⅿ60cmの張り出しを誇り、電飾ボックス仕様のブレ留めを備えたミラーステーを筆頭に、小森さん自作の鏡面パーツは、ヘビー級の迫力&オリジナリティを好アピール。ナイトシーンへのこだわりも十分で、アンドンスペースに収める蛍光灯は通常よりも多めだそうだ。さらに、フロント&サイドバンパーの下回りにはLEDを流している。

なお、霧姫の完成度は現在70%だそうで、オーナーが「兄貴」と慕う先輩の助言を受けながら鋭意アートアップ中。今後はロケットやシートキャリアの搭載、フロントバンパーの作り直し、各種アンドン板の製作などを予定している。

【写真6点】玄人はだしな工作技術

カミオン2012年11月号トップアートをもとに再構成

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