愛翔観光は、個性派パーツと箱3面ペイントで存在感をアピールするフルアート車。4年ほど前にベース車を譲り受けた際には、箱3面ペイントに加え、フロント&サイドバンパーがすでに装着されていた。そこへオーナーが大切に保管していた約20年前のパーツ群(シートキャリア、バイザー、ミラーステー、リアバンパー、テールボックスなど)を追加装着。よりグレードアップさせたスタイルを作り上げることに成功した。
注目のフロントバンパーは、前オーナー時代から20cmほど延長加工した力作(全長90cm)。自ら跳ね上げ式の可動システムを組み込み、路面ヒットの危険性を回避している。
また、ウロコステンレス素材でこしらえた3段ハチ巻きシートキャリアを中心に、アッパーセクションにも多数の見どころを用意。バイザー上とシートキャリア上にそれぞれ搭載したロケットも異彩を放っている。
なお、中山工芸が手腕をふるった箱3面ペイントは、箱2面に「波、龍、歌舞伎、富士山」など古風&和風なモチーフを描く一方、リアには、洋風な「白馬」をメルヘンタッチでペイント。今後はグリルを鉄仮面風にリメイクするなど、コツコツとスタイルを進化させていく予定だという。
【写真6点】個性派パーツと箱3面ペイントの響宴。カミオン2012年3月号トップアートをもとに再構成