敬太丸 高品位なパーツを満載して極上のレトロスタイルを完成

岡山県は津山を拠点に活躍するレトロアートカンパニー・小島運送の注目のアートダンプ!

       



数多くの見どころのなかでも、とりわけ目立つのだキャブボトムを引き締めるバスバンパーだ。メッキのもつ独特の輝きが実に美しく、さらに足かけ兼用の飾りステップや両サイドの角型フォグランプ、泥除けなどを追加することで、オリジナルテイストあふれる仕上がりになっている。

キャブトップには張り出しを抑えた薄型の平型バイザーを装着。ミミをウロコステンレスでこしらえ、天板になまずマーカーを配してレトロムードを高めている。ミラーステーは角パイプをおこしで使わず、棒チップを採用するなど、ディテールにまで施されたレトロな味付けが秀逸だ。

荷台部分も見逃せない。サイド部分をアルミの波板でフルカバー。キャブの黒、シャシーの赤との対比がクールで大型ダンプの迫力に美麗さを加えている。また、プロテク前面にはウロコステンレスが張り込まれ、クルマ全体に漂う懐かしい雰囲気を一層盛り上げる役割を果たしている。

リア周りは7発の丸テールでしっかりとアート・アップ。ダンプ用としては幅広のリアバンパーを採用して独創性を発揮するなど、その完成度はハイレベルだ。ほかにも4本仕様のサイドバンパーや吊り下げ式で段付きのリアフェンダーなど、見応え満点に仕上げられている。ファンの熱い視線を浴びながら、きょうも街道を疾駆していることだろう。

【写真6点】レトロとハイセンスの融合。

カミオン2008年8月号トップアートをもとに再構成

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