飛鳥丸vs二代目雅子丸 近所に住むキャンターコンビがアート面で相互協力体制を構築!

競演、共演、協演、饗宴……。「アートが絆のすてきなライバル対決! ザ・ライバルバトル」コーナー。2008年10月号ではきらびやかな鏡面パーツでまばゆい2t平ボディが顔合わせ!

       

家族ぐるみで交遊する仲良しトラッカー!

飛鳥丸さんと二代目雅子丸さんは、愛車のキャンターでアートを楽しむ長野在住コンビだ。ふたりが知り合ったのは、今から約3年前に行われたとあるイベントでのこと。自宅が近所だということが分かったふたりは、すぐに意気投合したという。

「二代目雅子丸ちゃんと打ち解けるのは早かったね。家は近いし、ふたりともトラックが大好きだし、釣りも大好きだしで(笑)、えらく親近感をもちました。同じキャンターなので、ボクから二代目雅子丸ちゃんにパーツを譲ったり、逆に器用な原ちゃんに電飾を付けてもらったりと、アート面ではお互いに協力し合ってます。ライバル心?  そういうのは別に……でも、電飾だけは二代目雅子丸ちゃんよりも1個でも多くつけたいですね(笑)」。

一方「はじめはおっかなそうな人だなーって、少しビビってましたが、話してみたらめちゃめちゃおもしろい人でした。クルマも素晴らしいですし。ボクは飛鳥丸さんと出会ってからキャンターを飾り始めたんですけど、中古パーツを流してもらったり、飛鳥丸さんにはいろいろと助けてもらいました。逆にボクは加工用の工機類なんかをもってるので、飛鳥丸さんのトラックのダイナモを直したり、パーツの取り付けを手伝ったりしてます。周りから自動車整備工場とか言われて、ちょっと困ってもいますけど(笑)」。

今ではプライベートでバーベキューをするなど、家族ぐるみの付き合いをしているというご両人。「釣りだけがまだ実現していないので、ぜひ今度一緒に行こうよ!」と言う飛鳥丸さんに、二代目雅子丸さんは満面の笑みで返した。「お供させていただきます!」。



大ぶりなパーツで抜群の存在感を放つ秀作車

飛鳥丸は、上質の鏡面パーツに、ペイントやアンドンを巧みに組み合わせて、華やかさと個性の両得に成功した注目の美麗車だ。 前面に8角筒出しステンレス、両サイドに角型スリットを採用したフロントバンパーを筆頭に、菱形棒チップデザインをあしらったミラーステー、前面に菱抜きデザインを施した平型バイザーなど、キャブ周りには、大ぶりなモダンパーツを積極的に採用。ルーフ上に搭載した8角キャブロケットも、文句なしの迫力をアピールしている。

一方、箱周りに目を向けると、アオリに「黒潮船団」の文字を刻むほか、ケツブタには、知人が「鷲」をペイント。全身に多数のLED&ストロボを忍ばせるなど、ナイトシーンの演出にも万全を期している。なお撮影後に、飛鳥丸はチームメイトへと譲渡。乗り換えた4t車で新たにアートを開始した。




鏡面パーツを多用した秀逸バランスの美麗ダブルキャブ!

が自営で利用しているダブルキャブ車の二代目雅子丸は、リサイクルパーツ中心のアートアップながらも、優れたトータルバランスの獲得に成功したセルフプロデュース仕様車だ。

注目のキャブパーツは、2m70cmの長さを誇るキャブロケットをはじめ、2段平型バイザー、角おこしパイプ2本仕様のミラーステーなど、アッパーセクションに個性的な鏡面パーツを多投。また、ボトムエンドには、両サイドに独創的な電飾ボックスを備えたラッセル戻しバンパーをコンビネーション。

一方の荷台周りは、サイド&リアバンパーはもちろん、アオリのスペースにも鏡面素材を積極採用。プロテク背面を彩る「七福神」のペイントは、楽しげな絵柄とカラフルなカラーリングが魅力的で、リアビュー随一のビジュアルポイントとして異彩を放っている。

今後は荷台を箱に載せ替えることも視野に入れているという二代目雅子丸。まだまだ先が楽しみな1台だ。

【写真8点】めくるめく美麗な鏡面パーツの世界。

カミオン2008年10月号ザライバルバトルをもとに再構成

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