日野レンジャー4D青華丸vsいすゞフォワード金華姫の4tダンプの競演!

競演、共演、協演、饗宴……。「アートが絆のすてきなライバル対決! ザ・ライバルバトル」コーナー。2008年9月号では、大型モダンアートが見どころの4tダンプ!

       

出会って半年にして、すでに運命共同体!

青華丸さんはデカ箱、金華姫さんはアームロールと違いはあるものの、ともに4tダンプに乗るトラッカー。初対面からわずか半年ながら、すでに固い絆で結ばれている兄弟分のような間柄だ。

「初めて金華姫クンと出会ったときの印象? 気さくで話やすくて、なんていいヤツなんだろうと思ったね。あと、奥さんがヒジョーにカワイイ(笑)。同じ4tダンプに乗る者同士だからか、湯本クンとはやたら馬が合うんだ。で、次はあれやろうこれやろうって、いつも飾りのことで盛り上がるだけ盛り上がってさ。スタイルはそれぞれもってるんだけど、お互い密かにナイトシーンにも力を入れてたり……。似てる部分もあるんだよね。アートダンプが少ないこのご時世に、ホントいい仲間に出会えたもんだよ!」。

一方「青華丸さんは気さくで裏表がなくて、ボクにとっては頼りがいのある兄貴分的存在ですね。クルマのほうも相当手を入れてるのに、品格を失ってないところがスゴイ。昭和62年式ですよ? 20年以上も前のクルマをあそこまでカッコよく進化させた手腕に脱帽ですよ。でも、同じ4tダンプ乗りとしてちょっぴり悔しくもあるので、脱帽しながらも、『オレも負けてられねえゾ!』って自分に気合は注入してますけど(笑)」。

イベント以外のプライベートでなかなか会う機会がないというふたりだが「早いところ、サシで飲みに行って、飾りの話でとことん盛り上がりたい」と青華丸さん。対する金華姫さんも「家が近かったらガンガン遊んでたでしょうね(笑)。ぜひ飲みに行きましょう!」と超ノリ気。今後、ふたりの抜群のコンビネーションに、さらに磨きがかかることは間違いないだろう。




圧巻の3面画と巨大パーツをコラボした圧巻ダンプ!

昭和62年式レンジャーの青華丸は、オリジナリティに富んだ超ド級の鏡面パーツ群とインパクトのある3面ペイントで、他車の追従を許さない独自スタイルを構築したデカ箱だ。

キャブ周りには、細かい菱抜きを多投したラッセル戻しバンパーをはじめ、前面や天板の下側に筒出しステンレスを組み合わせたバイザー、精悍なフォルムと圧倒的な高さを誇る5段ハチ巻きマーカーなど、ビッグなスケールと斬新なデザインがみどころの鏡面パーツを積極的にラインナップ。各パーツには大量の電飾を忍ばせるなど、ナイトシーンに対する備えも万全だ。

一方、鏡面やエッチングステンレスで額縁風を演出する荷台周りは、箱2面に「龍や仁王」、リア観音扉に「人気アーティスト」と、まったく異なる作風のペイントを採用。複雑な造形で仕立てたサイドバンパーも特筆すべきビューポイントだ。今後の進化からも目が離せません!




鏡面と秀作画と電飾で圧倒的な存在感を披露!

金華姫はコンテナの内部を洋風のキャンピング仕様に改造したうえ、エクステリアでも個性的なスタイルを追求した1台。突端に冠風のデザインをあしらったフラッグポールが印象的なラッセルもどしバンパーをはじめ、最高到達点が3m80cmに届く4段ハチ巻きシートキャリア、電飾ボックス化を図ったミラーステーなどキャブ周りには「量感+個性」で勝負した大型パーツが目白押し。

筒出しステンレスを並べたブレ留めや、フロントパネルの左右にアクセント的にあしらった「ボタンの花」など、ディテールにもさまざまな魅力とみどころを用意している。

一方、巨大バスロケットを搭載した箱周りの目玉は、関口工芸の鮮やかな筆致が光るリア観音扉のペイントで、湯本さんの奥さまをモデルにしたという「金華姫」の姿が見応え満点。全身に400個以上のLEDを搭載するなど、ナイトシーンにも並々ならぬ情熱を注ぐ力作ダンプだ。

【写真9点】高品位のモダンデザインに刮目!

カミオン2008年9月号ザライバルバトルをもとに再構成

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