トップアート 飽くなきアートへの探求心で仕事車アートの理想型を具現化 栄輝丸

均整のとれたプロポーションを披露するサイドビュー。トラックの魅力を余すところなく引き出している。

       



これまで最先端のスーパーアートをはじめ、さまざまなスタイルに挑戦してきたオーナーが今回この栄輝丸を飾るにあたって研究したのが、北関東やっちゃ場便だったそうだ。そうしたテイストを採り入れつつ、仕事車を華やかかつバランス良く仕上げている。

トップパートは平型バイザーと平角ミラーステーで構成。菱抜きデザインで統一感を演出し、スッキリとまとめ上げた。北関東アートを研究した成果が現れた部分と言えるだろう。

そして、そのバイザー&ミラーステーと出幅をそろえたキャデラックバンパーで、キャブボトムを引き締める。決して張り出しは大きくないバンパーだが、キャブ全体のバランスを整え、フロントマスクに力強い雰囲気をプラスするキーパーツである。

一方のボディ周りには、地元・京都が誇る名匠・中山看板の文字ペイントを大胆にフィーチャー。ウイングの欧文ロゴやリア観音扉のトレードマークを中心とした構成など中山看板ならではの雄渾な筆致が、仕事車らしい力強さと華やかな雰囲気をプラスしている。

さらに箱上には大型のバスロケットが追加され、迫力をさらに増大させている。仕事車アートの一つの理想型を具現化したクルマといっても過言ではないだろう。

各所の写真6枚

カミオン2011年2月号をもとに再構成

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