アートトラック 大先輩トラッカーへエールを! 拝啓 虎太郎丸様(2023年3月号)

宣伝用オフィシャル写真のなかに、ステテコ一丁の菅原文太さんが虎太郎丸の前で単身ポーズをキメたカットがあるが、この写真はその後に、宮﨑さんが自分のカメラで撮って虎さんへ贈られたものと推察される。

       


映画『トラック野郎』シリーズには5作目から登場した虎太郎丸こと佐藤邦彦さんは、シリーズの終了とともに低迷したアートトラックの復権をけん引した立役者の一人だ。みなから親しみを込め「虎さん」と慕われる愛すべき大先輩に今一度感謝を込め、独創性豊かなアートセンスと、誰もが心を許してしまう底抜けに明るい人柄に改めて迫っていく。

虎さんこと佐藤邦彦さんは’42年(昭和17年)生まれ。パンチパーマにサングラスがトレードマークで、奥さまの淳子さんによると、行く先々で「お前どこの組だ?」と聞かれることがたびたびあったとか。



’70年(昭和45年)に、茨城井関販売会社の専属ドライバーとして農耕機輸送に従事。感謝と誇りの証である「井関虎太郎」のメインアンドンを掲げ、同社のつなぎを着こんだ虎さんは「井関の名物男」として営業エリアで大人気だったよう。

カミオン2023年3月号(2023年2月1日発売)では、そんな虎さんがどのようにして愛車・虎太郎丸を製作し、どのように映画『トラック野郎』シリーズに登場していったか、そのアートトラック活動をあますことなくご紹介。

また、紅弁天役の八代亜紀さんとのツーショットをはじめ、他では見られない当時写真とともに、付録の蔵出しフォト名車ポストカードにも虎太郎丸が登場しているので、お見逃しの方は下記の芸文社カタログサイトよりアクセスしてほしい。

芸文社カタログサイトはこちら。

→【画像5枚】そのほかの写真はこちらから。


文:編集部 カミオン2023年3月号をもとに再構成

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