【冬を楽しむ】アウトドアショップが始めた移動式カフェ ~素敵なキャンプ道具と共に~

Base Car:2009年型 トヨタ タンドラ & 1975年型 エアストリーム グローブトロッター

       
滋賀県東近江市にあるアウトドアショップ「Burn Freely」。倉庫型の店舗を構える、県内唯一のセレクトショップでもある。そんなお店の新たな試みが移動式カフェ。美味しいコーヒーを味わうことができ、かつ、エアストリームの魅力も堪能できる。そんなカフェをこちらでお見せしよう。

古材に囲まれた癒やしの空間でコダワリのコーヒーを

 仕事や育児に忙殺される日常生活でも、喧騒から離れリフレッシュする週末のアウトドアライフでも、一杯のコーヒーを嗜むことは、その香りとともに心身を癒してくれるもの。



 そんな至福の時を雰囲気ある空間で味わってもらえたら……。アウトドアギアのセレクトショップ「バーンフリーリー」を営む出路さんは、そう考えた。キャンプに行けなかった忙しい週末の合間、あるいはロングドライブの途中など、ショップまで足を伸ばしてもらった人々に、美味しいコーヒーを楽しんでもらいたい。そんなコンセプトで作られたのが、この「WY’sカフェ」だ。贅沢にもエアストリーム社製のヴィンテージトレーラーをリノベーション、シックな空間にキッチンカウンターを装備し、自身のショップの敷地内でも、イベントでの移動店舗としても使えるよう製作されている。



 トレーラーのヘッド車として選んだのは、高年式のフルサイズ・ピックアップ、タンドラ。移動店舗として使うことを考えれば、質実剛健かつパワフルさを備えたトヨタ・タンドラをヘッド車に据えたことは堅実な選択だ。一方、’75年型ヴィンテージエアストリームの室内は、巧みに古材を配したフロアやカウンターでおしゃれ感を醸し出しており、、コダワリのオリジナル焙煎による本格派コーヒーを楽しむ環境にベストマッチ! 完全に作り変えられたインテリアは、街中のカフェと比較しても、全く遜色ない出来といえる。



 実用性は車両のチョイスで、雰囲気の作り込みはリノベーションで実現。ちょっと、意外な印象もあるこのOLD&NEWの組み合わせだが、その実、非常に理にかなったものだ。牽いて走って画になるエアストリームのビジュアルは文句なし。それでいて、その空間でコダワリの美味しいコーヒーが飲めるのだから、満足度の高さは推して知るべし、なのである。

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>>薪割りに使ったのは定番の「キンドリングクラッカー」(1万5000円 税抜き)。持ち手の造作が特徴的なハンマーは、NERU DESIGN WORKSの「鉄槌」(9000円 税抜き)。



>>おしゃれキャンパーの間で大人気のoldmountainによるカーミットチェア「GARAKUTA」(2万7000円 税抜き/張替えレザーシートのみ)。


初出:OUTDOOR あそびーくるBOOK 2020年 Vol.07
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:2009年型 トヨタ タンドラ & 1975年型 エアストリーム グローブトロッター
オーナー:出路 渉
協力:Burn Freely
撮影協力:マキノ・サニービーチ知内浜

文 / 岡村真 写真 / 南井浩孝

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