主人公の乗るクルマ、そのモデルになった車両|漫画「クロスオーバーレブ!」を支える名車達 ホンダ トゥデイ ポシェット Vol.1

       
漫画「オーバーレブ!」の連載終了から10年後を描いた続編「クロスオーバーレブ!」。

物語のステージを九州に移した同作品では、新たな主人公が登場。

それが女子高生の鈴科萌兎(すずしなもと・通称モト)だ。

彼女は運転免許取得記念として15年前に失踪した父・雲太郎が乗っていたトゥデイ(ツデー)をプレゼントされたのだが、そのモデルとなった実車がこれ。

関連記事:キュートな外見からは想像できない男前な走り|漫画「クロスオーバーレブ!」を支える名車達 ホンダ トゥデイ ポシェット Vol.2


 世の中にはクルマ漫画に登場する車両にあこがれ、レプリカを製作するファンも多い。

しかしツデーの場合はその逆、実在する車両ありきで漫画が描かれた。

経緯はこうだ。

作者の山口かつみ先生がオーバーレブ!の続編を作るにあたり、SNSで軽自動車の候補を募っていた。

そこへ、この車両を製作したアニキエンヂニアリングの猪野政樹さんが実車をもとにプレゼン。

その熱い思いが山口先生に伝わり、他の車種を退けてトゥデイが採用されたのである。




リペイントしつつ、レッドのフェイクレザーをあしらったダッシュボードは、個性を高めるだけでなく、仕上がりもキレイ。





メーターパネルはワンオフ。

両サイドの水温と燃料は純正と同じだが、スピードメーターがあった場所には大型のタコメーターをインストール。

スピード表示は、ピボットのデジタル計で行う。





コーションプレートには車両の型式やカラーコードが記されているが、トゥデイの場合はグレード名も入る。




結晶塗装が施されたヘッドカバーが雰囲気を盛り上げる。



ハチマルヒーロー 2019年 11月号 vol.56(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)


関連記事:SNSのおかげで復活! 「オーバーレブ!」から10年後を描く「クロスオーバーレブ!」|作者、山口かつみが語る制作秘話とは!? Vol.2

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : Akio Hirano/平野 陽

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