自動車業界でものづくりを志す学生たちの熱き戦い「学生フォーミュラ日本大会」が9月9日から開催

2023年に開催された第21回学生フォーミュラ日本大会の様子

       
2024年9月9日から14日の6日間、愛知県常滑市の愛知国際展示場(Aichi Sky Expo)において、第22回学生フォーミュラ日本大会2024が開催される。
「学生フォーミュラ」とは、日本全国、および海外の大学、自動車大学校などの学生たちが、自ら構想・設計・製作した車両による競技会。
フォーミュラカーの走行性能だけではなく、車両のマーケティング、企画・設計・製作、製造コストなどのものづくりにおける総合力を競い合うのが大きな特徴となっている。

【画像43枚】2023年に開催された第21回学生フォーミュラ日本大会の様子
車両はガソリンエンジン車(ICV)とバッテリーEV(BEV)の2クラスに分かれており、ICVクラス57チーム、BEVクラス21チームの合計78チームの参加が予定されている。

一般来場者は入場無料で観覧することができ、スタッフによる公式のガイドツアーも実施予定。
全6日の日程のうち前半3日は車検やプレゼンなどが行われ、実際にコースを競技走行する動的審査は12日から14日の後半3日間で行われる。
来場するのであれば、動的イベントが開催され、企業PRブースの設置、公式グッズ販売なども行われる12日以降がオススメだ。
詳細は下記を参照のこと。

第22回学生フォーミュラ日本大会2024 開催概要

【日 時】 2024年9月9日(月)~14日(土)
【場 所】 Aichi Sky Expo 愛知県常滑市
【審査・競技内容】 デザイン(設計製作内容)・製造コスト算出・プレゼンテーション(事業化提案)の「静的審査」、車両検査(競技安全性確認)、加速・旋回・屈曲コース・耐久走行の「動的審査」
【参加予定チーム】 78チーム(ガソリンエンジン57チーム、EV21チーム)
【公式webサイト】https://www.jsae.or.jp/formula/fsaej/event-info/


>>会期前半には車検が行われる。


>>車検の一環でドライバーの脱出も審査される。脱出しやすい構造だけでなく、ドライバーの瞬発力と訓練が必要だ。


>>車両を傾けるチルト審査。燃料や冷却水の漏れがないか、横転の危険がないかどうかがチェックされる。



>>EVでは電気的な安全性が確保されているかどうかも審査が行われる。


>>降雨を想定してレインテストも実施。水に濡れても漏電などを起こさないか、クルマにとって重要なポイントだ。


>>カラーリングやデザインにも工夫が凝らされている。


>>実際にさまざまなコースを走行する動的審査は4日目以降に実施される。


>>2023年までは静岡のエコパで開催。2024年は愛知缶常滑市のAichi Sky Expoで開催される。

photo:公益社団法人 自動車技術会

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