【第3回デボリンピック イン 三菱オートギャラリー vol.1】
2024年は、初代デボネアの発売から60年と記念すべき年。
1964年に発売されたデボネアは、当時の新三菱重工(のちの三菱自動車工業)の、フラッグシップとなるセダンとして開発されたクルマだ。
専用車体で登場し、タクシー仕様などの存在しない、高級仕様のみのモデルとしては当時唯一のモデルであり、日産プレジデント(1965年)やトヨタ センチュリー(1967年)に先駆けて登場した日本初のショーファードリブンカー(オーナーが後席に座り、運転手が運転するクルマ)となった。
初代デボネアは64年から1986年までの22年間にわたって販売され、基本設計も変わらなかったことから「走るシーラカンス」と呼ばれたほど。
GMのデザイナーであったブレッツナーによるデザインは、アメリカ車風のデザインにまとめられており、日本車には珍しいスタイルに、少ないながらも今も熱心なファンのいるクルマだ。
現在でも全国のデボネアオーナーたちがおのおのに、オフ会やツーリングを開催している。
>> 【画像12枚】当時の貴重な記録をまとめた、デボネア開発ストーリーを短編映画で上映。解説は初代三菱オートギャラリー館長の沖 信一さんが担当。今回開催された「デボリンピック」はそんなイベントの中の1つで、三菱自動車の岡崎製作所内にある「三菱オートギャラリー」の見学を兼ねたミーティングとして開催された。
このイベントは4年ごとに開催し、今回で3回目。SNSで交流している有志たちが参加。
三菱オートギャラリーは全面協力しており、デボネアのルーツを探る有意義な会合となった。。
vol.2以降では参加車両を中心に紹介していこう。
>>愛知県岡崎市の三菱オートギャラリー前に集まったデボネアたち。
>>全国からデボネアオーナーが集合。
>>オートギャラリーに展示されていたこの個体は、1967年式のLPG仕様という珍しいデボネア。
>>オート三輪の三菱ペット レオも展示。ダイハツミゼットやマツダK360のライバルだったが、現存しているのは数台のみという希少な1台。
【2】に続く【すべての画像を見る】第3回デボリンピック(全3記事)デボリンピック関連記事:ミーティング