【AMジェネラル ハンヴィー M1026 Vol.5】
【画像20枚】車両が大きいのでエンジンが小さく見えるが、搭載しているのは6.2ℓ・V型8気筒ディーゼル。最高出力は150ps、最大トルクは36.0㎏-m。ラジエーターも超巨大。燃費は4〜6㎞/ℓ。意外と好数値!?
荷台に兵士が乗って移動し、現場に着くと兵士が飛び降りて銃を構えて周囲を警戒する……そんなときに使われているタイプだ。
そのM998を基本に装備を追加することで、多くの派生型が作られているのだ。この個体は正式にはM998で、登録プレートにもそれが示されている。だが、払い下げ以降に幌からスラントバックと呼ばれる屋根とリヤハッチ付き仕様に変更。
スラントバック車はM1025で、さらにウインチを装着しているのでM1026となる。つまり、M998改M1026仕様という感じだ。
このハンヴィーに乗っているとさすがに目立ち、いろいろなところで声をかけられるというオーナー。「手放したら2度と手に入らないと思うので、一生乗り続けたいです」と語った。
>>前席左右間に鎮座するのは無線機。これがゴツくてカッコいい。もちろん払い下げ品!
>>シートはじつにシンプルな形状。購入後から雨漏りに悩まされていて、無線機台の上からポタポタ。大雨時には10Lのバケツがあっという間にいっぱいになるほど。昨年の車検時に原因を究明。修理してもらったそうだ。
OWNER
自他ともに認めるミリタリーマニア。以前、M151A2という米軍払い下げの車両に乗っていたが、ミリタリーイベントで見たハンヴィーにあこがれ、いつか乗りたいと考えていたそう。埼玉県のスカイオートというアメ車専門店にハンヴィーがあることを知り、「見るだけのつもりでしたが、こんなチャンスは2度とない!と思って即決してしまいました」とのこと。インターネットサイトのアスキー(ASCII.jp)でコラムを連載中。ハンヴィーのことはもちろん、軍払い下げ品ネタや散財っぷりも盛りだくさんだ。
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【4】から続く
初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
AMジェネラル ハンヴィー M102(全5記事)
TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業
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