カルタス派生!? スズキのミッドシップ2シーターオープン|第26回 東京モーターショー1985 スズキ編

マイティボーイ派生の「R/P2」

       
東京モーターショーに出展されたコンセプトカー&ショーモデル

【第26回 東京モーターショー1985 スズキ編】

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【スズキブース】
 スズキも積極的にオープンカーを送り出している。その筆頭が、カルタスのメカニズムを用いたミッドシップ2シーターのライトウエイトスポーツ、R/S1だ。シート後方にDOHC4バルブ化した1.3Lの直列4気筒エンジンを搭載し、5速MTを組み合わせた。デザインのまとまりもいい。しかもリアエンドには小さいながらトランクスペースを確保している。ホワイトを基調にした機能的なインテリアデザインも好ましく感じられた。

 軽スポーツモデルのR/P2も熱い視線を集めた1台である。ベースとなったのはピッアップトラックのマイティボーイだ。ボディサイズは当時の軽自動車サイズよりひと回り大きく、脱着式のオープントップとガラスハッチが目を引いた。エンジンは800ccに排気量を拡大した直列3気筒DOHC4バルブで、これに電子制御燃料噴射装置のEPIとインタークーラーターボを組み合わせている。

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軽自動車メーカーからの脱皮を図るべく、積極的にオープンのスポーツカーを参考出品した。マイティボーイ派生の「R/P2」は白いボディカラーだったが、「R/S1」は鮮やかな赤だ。エンジンもDOHC4バルブが主役になった。



初出:ハチマルヒーロー 2016年 7月号 vol.36
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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text : HIDEAKI KATAOKA/片岡英明 photo : JAMA/一般社団法人 日本自動車工業会

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