水没トヨタ2000GT、後期型は最終仕上げを終えて 再生作業が完了!!【6-1】ニッポン名車物語 復活編 第六話

順調に作業が進行していた赤の後期型2000 GTは、ついに作業が完了した。この個体は2017年2月18〜19日のノスタルジック2デイズで完成披露された。来場者たちは、ビンテージカーヨシノの修復作業の確かさを十分に感じ取ったはずだ。そして240ZGも順調に進行している。想定外の大きな損傷はなく、滞りない状態となっている。

       
順調に作業が進行していた赤の後期型トヨタ2000GTは、ついに作業が完了した。この個体は2018年2月18〜19日のノスタルジック2デイズで完成披露された。来場者たちは、ビンテージカーヨシノの修復作業の確かさを十分に感じ取ったはずだ。そして240ZGも順調に進行している。想定外の大きな損傷はなく、滞りない状態となっている。

【 ニッポン名車物語 復活編 第六話 Vol.1】

 水没したトヨタ2000GTとフェアレディ240ZGの再生作業を順調にすすめているビンテージカーヨシノ。比較的コンディションのよかった赤の後期型は、ラストスパートとなった。大がかりな板金塗装を回避してボディ表面はポリッシャーで仕上げている。このページの写真がまさに磨き上げられた状態なのだが、その発色といい塗装そのものの状態もエクセレト。この個体は、もはや新車時のような風格すら漂わせている。その素晴らしい仕事ぶりは、2月18〜19日に開催された「ノスタルジック2デイズ」の会場に展示され、多くの来場者たちの前でお披露目されている。

 クルマの状態を的確に把握して、どんな作業メニューが必要なのか。そしてオーナーの負担も考慮して作業を進めていくという心配りまで、ビンテージカーヨシノ流の再生術の確かさや職人技が息づいた完ぺきな仕事ぶりには、感動せずにいられないはずだ。


>> 【画像13枚】経年劣化で発色が変化してしまうが、磨き上げられ、新車時のような雰囲気となっている赤の塗装など




>> ダッシュボードとウッドパネルは、オリジナルを磨き上げて使用している。ドアの内張やセンターコンソール部分はオリジナルに忠実に内部再生と純正に近い生地を使用して作り直している。





>> シートは内部の骨格やスプリング類はクリーニングしたうえで、表皮を完全張り替え。オリジナルに近い生地から特注して行っている。






>> 室内のカーペット類はすべて交換している。これもオリジナルに近い生地を探して特注したもの。トヨタ2000 GTは、個体によってサイズにばらつきがあり、あらかじめ採寸したうえで発注する必要があり、すべて一品ものの特注品となる。




【2】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2017年4月号 vol.180
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

ニッポン名車物語 復活編 第六話(全3記事)

関連記事:ニッポン名車物語

関連記事:2000GT

photo : NOSTALGIC HERO/編集部

RECOMMENDED

RELATED

RANKING