DOHCターボと専用サスをまとった、「走りのセド・グロ」がデビュー【1】1990年式 日産 グロリア 4ドアハードトップ V20 ツインカムターボ グランツーリスモ SV

フォグランプを組み込んだエアダムバンパーやブラックグリルは、グランツーリスモ専用。ブロアム系とは違ったスポーティーな装い

       
【 1990年式 日産 グロリア 4ドアハードトップ V20 ツインカムターボ グランツーリスモ SV Vol.1】

 日本を代表する大型サルーンのセド・グロには、高級セダンやラグジュアリーカーといったイメージを多くの人が持っていることだろう。日産の最上級パーソナルサルーンというポジションを長らく担ってきたのだから、それも当然。しかしY31では、そんなイメージを覆すスポーツグレードがラインナップされていた。それがグランツーリスモシリーズだ。430やY30時代には、ターボSやアーバン、アストロードといったスポーティー色を強めたグレードも存在したが、Y31のグランツーリスモはそれらとは一線を画す本格的なスポーツサルーンに仕立てられた。

 セド・グロで初めてラインナップされたグランツーリスモは、外観からしてスポーティーな雰囲気満点だ。専用デザインのフロントエアダムバンパーはフォグランプ内蔵で、ブラックアウトされたフロントグリルとの相乗効果で精悍なマスクを表現。一方リアは、マッドガードから流れるようなデザインとなっており、標準車との差別化が図られている。サスペンションは、専用チューンのスポーティサスペンションを装備。従来のセド・グロでは味わえなかった、優れたコーナリング性能や高速安定性、ステアリングレスポンスを実現したのである。


>> 【画像15枚】ブロアム/グランツーリスモ問わずVG20DET型搭載車に標準装備となる、15インチのアルミホイールなど


text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

RECOMMENDED

RELATED

RANKING