ダブルじゃなくてトリプル? 2輪車館のホンダXXX【4】第25回 東京モーターショー 1983

2輪車館に展示されていた3輪車、ホンダXXX

       
東京モーターショーに出展されたコンセプトカー&ショーモデル

【 第25回 東京モーターショー 1983 マツダ・いすゞ・ダイハツ・ホンダ・スバル編 Vol.4】

【3】から続く

 北米市場に本腰を入れ、オハイオに工場を建設したホンダは、4輪車ブースには目立った展示車はない。だが、2輪車館にサプライズがある。

 ホンダで唯一のコンセプトカーとなったのが、XXXだ。前輪は2つ、後輪は1つの3輪レイアウトで、ドライバーが座るキャノピーは跳ね上げ式のガルウイングドアとした。運転はバーハンドルではなく、ステアリングで行う。市販予定のないショーカーだが、注目度は群を抜いて高かった。

 スバルは、レオーネと軽自動車のレックスの間を埋めるべくリッターカーのJ10を参考出品している。これは後のジャスティで、パートタイム4WDを展示した。エンジンは直列3気筒だ。後に日本初のECVTも加わる。


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[ホンダ XXX]

2輪車館にひっそりと展示されていたが、ホンダの目玉コンセプトカーとなったXXX。ステアリングで前輪を操舵する。ガルウイングドア採用のデザインも精かんだ。




[スバル J10]

スバルは軽自動車のレックスとレオーネの間のポジションにリッターカーのジャスティを投入する。このJ10はジャスティの最終プロトタイプだ。展示車はパートタイム4WDだったが、市販したときには、FF車も用意された。



初出:ハチマルヒーロー 2016年 1月号 vol.33
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

第25回 東京モーターショー 1983 ホンダ・マツダ・スバル・いすゞ編(全4記事)

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【1】【2】【3】から続く

text : HIDEAKI KATAOKA/片岡英明 photo : JAMA/一般社団法人 日本自動車工業会

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