よく見るとタコメーターが2つない? スカイラインにまつわる激レアお宝パーツにフォーカスしてみました

左が元々のタコメーター。本来スピードメーターが入る右側も……

       
ここまでは実車のスカイラインGT-Rを紹介してきたが、このページからはちょっと趣向を変えて、スカイラインにまつわる貴重な当時物パーツ、そして多くのノベルティーグッズの世界に足に踏み入れてみたい。「こんなパーツがあったのか!」、「同じ物でもこんなに違うのか!」、「ここまでスカイラインにしなくても……」などなど、コアでマニアなパーツたちを、埼玉のスカイラインコレクターとして有名なオーナーさんの協力のもと、紹介していこう。



【 激レアお宝パーツ&スカイライングッズ Vol.1】



[マッハステアリング]
非常に軽いぞ!当時のマッハ レース用オプションのステアリングとして人気が高いマッハステアリングの、これは当時物。径はφ380mmとなる。実物を持ってみると分かることだが、非常に軽くできており、まさにレースのための機能パーツだ。ただし、手に入れようと思っても、かなり高騰している。




[ワークスが使った、ツインタコメーター入りメーターパネル]
記念すべきスカイライン50勝目を飾った15号車に取り付けられていたメーターパネルの実物。左が電気式タコメーターで、右が機械式のタコメーター。2つ用意することで故障によるピットインの回数を減らす狙いがあったとか。中央には水温計と油圧計を配置。

>> 【画像70枚】オイルクーラー用のアダプターのついたオイルフィルタアッセンブリなど

CHECK IT OUT!/純正エンブレムだが当時モノと補修部品が違う!?

 今回の取材で最も驚いたのが、エンブレムにまつわる違いの話だ。実はひと口に「純正部品」といっても、工場でライン装着された部品と、部品共販で補修部品として売られていた純正部品では、材質や色が違っているのだ。もちろん、工場出荷時の部品のほうがコストがかかっており、その出来栄えの違いにスカイラインを見慣れたはずの編集部も口がアングリ状態。GT-Rマニアなら、違いを知っておこう。


上が工場出荷時のアンチモニー製で、下が補修部品のプラスチック製。色や大きさも微妙に違う。







2ドアGT-R用のフェンダーエンブレムの比較。工場でライン装着された部品のほうが黒っぽい赤で、補修部品は明るい赤になる。もちろん、どちらも純正品だ。







【2】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2018年2月号 Vol.185
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

激レアお宝パーツ&スカイライングッズ(全3記事)

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text : AKIO SATO/佐藤アキオ photo : RYOTA SATO/佐藤亮太

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