小さくて50歳のクルマでも完走できることを証明したかった、2017-2018年の挑戦【1】アフリカ最大のチャリティラリーへ|1968年式 スバル 360 デラックス

隅々まで手入れが行き届き、車両コンディションは上々

       
7年前にスバル360でシベリア大陸を横断する長距離ドライブを敢行。その後も周到に準備を重ねて、ついに2018年1月に開催される長距離ラリーに参戦するイムレ・ヘゲドゥシュさんを取材した。

【アフリカ最大のチャリティラリーへ 1968年式 スバル 360 デラックス Vol.1】

 関東の旧車イベントの会場で、黄色いスバル360で参加しているイムレ・ヘゲドゥシュさんに会ったことのある旧車ファンは多いかもしれない。ハンガリー出身で某大使館に勤務しているイムレさんは、スバル360の熱心な愛好家として知られている。各地のイベント会場でも、達者な日本語で来場者と楽しそうにコミュニケーションを取っている姿を見かける。

 そのイムレさんは、スバル360と一緒に長距離ラリー「ブダペスト‐バマコラリー」に参加することを長年夢見ていたそうで、それを実現するために少しずつ準備をしてきた。

「私は夢を実現するために努力することを楽しんでいます。今回のラリーに出ることも、356ccしかないエンジン、10インチのタイヤのスバルで走るのは無謀だという人がいるかもしれません。でも小さくて50歳のクルマでも完走できることを証明したかった。全国の旧車オーナーの皆さんにも、ぜひ夢を持ってもらいたい。チャレンジしてほしいと思っています」。


>> 【画像22枚】愛車は1968年式スバル360デラックスで、コンバーチブル仕様にしてある



>> 左フェンダーの「オーナーズ・イニシャル・マーク」には、母国ハンガリーのエンブレムを装着している。





>> ブダペスト - バマコラリーのホームページ。TEAMSの文字をクリックすると、中にSubaru Samuraiの名があった。





>> 間近に迫った船便輸送に向けて、準備中のスバル360。バンパーに付く長いアンテナは、ラリー主催者が支給するCB無線機用のもの



【2】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2017年12月号 Vol.184
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1968年式 スバル 360 デラックス(全3記事)

関連記事:スバル 360

参考リンク:ブダペスト‐バマコラリー 

text : NOSTALGIC HERO/編集部 photo : Nicolas St-Pierre、 NOSTALGIC HERO/編集部

RECOMMENDED

RELATED

RANKING