Z31&Z32。Z2台持ち趣味翁【2】孫もクルマ好きに育つ。一家すべてがクルマ道楽の人生を歩む、人がうらやむほどのクルマ道楽一家

空気抵抗低減のため採用された、カバーとライト本体が別々に動くパラレル・ライジング・ヘッドランプ。Z31の強烈な個性を演出する

       
ハチマル世代のフェアレディZを2台持ちするクルマ趣味翁。若い頃からスポーツカー好きで、それは年を経ても変わらない。しかし実は翁だけでなくその息子や孫たち。一家すべてがクルマ趣味を持つ驚くべき一家だった。


【 Z31とZ32の、2台持ち趣味翁 Vol.2】

【1】から続く

 今回紹介するフェアレディZオーナー(父)は、若い頃からハコスカやケンメリを乗り回し、現在も1988年式 日産 フェアレディZ 300ZX Tバールーフ (Z31)と1993年式 日産 フェアレディZ コンバーチブル(Z32)の2台を所有。若い頃から一環してスポーツカー好きで、さまざまなクルマに乗ってきたという。

 息子さんはその影響を強く受けたクルマ道楽で、R35 ニッサン GT‐Rを所有。近年、もともと自宅にあったのと同型の4ドアのハコスカGT‐Rを入手(ノスタルジックヒーロー誌に掲載歴あり)。さらには1981年式 RZ350や現在も人気のパッソル、日本国内販売割当がわずか48台のYZF R1SPなどバイク道楽も発揮している。2人の孫もクルマ好きに育っており、それぞれZ33バージョンST、マーチ ニスモSに乗っているという。

 家族から疎まれるクルマ道楽爺を想像していたのだが、とんでもない。家族に理解があるどころか、一家すべてがクルマ道楽の人生を歩む、人がうらやむほどのクルマ道楽一家だったのである。クルマ好きにとってこんな幸せな環境はそうそうないだろう。

>>【画像24枚】その名の通り7カ所の調整が可能な300ZXのみに採用された7ウェイシートなど



>> 空気抵抗低減のため採用された、カバーとライト本体が別々に動くパラレル・ライジング・ヘッドランプ。Z31の強烈な個性を演出する。





>> エンジンはこのクルマが搭載する3LV型6気筒ターボのVG30ET型の他、2L直列6気筒ターボのRB20DET型、3LV型6気筒のVG30DE型がある。





>> Z31のアイデンティティの1つであるミラーコートガラスを採用したTバールーフ。可視光線透過率は10%で冷房もよく効く。手動で取り付け、取り外しを行う。






マイナーチェンジ後の後期型から300ZXはミッションがATのみとなった。ちなみに北米版はゲトラグ製の5速MTが標準採用されている。





【3】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 1月号 vol.33
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Z31とZ32の、2台持ち趣味翁(全3記事)

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【1】から続く

text : HACHIMARU HERO/ 編集部 photo : TAKAHARA YOSHITAKA/高原 義卓

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