「ゴーイチマル」という愛称がマニアの間で瞬く間に広まった、510ブルーバード。発売55周年|甘美なる510マニアの世界

甘美なる510マニアの世界

       
3代目となるダットサン・ブルーバードは、1967年8月にデビューした。

型式が510であったことから、「ゴーイチマル」という愛称がマニアの間で瞬く間に広まった。

今年で発売から55年を迎える510ブルーバード。
5年前の2017年に取材した特集を掲載する。

本特集では、オーナーたちのミーティングでその熱い思いを語ってもらう一方、モータースポーツにおける510のアイコンのひとつ、北米日産のミュージアムに所蔵されているBREのレーシングカーを現地で取材。

マニアが恋い焦がれる「510 LOVE」の世界を、たっぷりお届けしよう。

>>【画像22枚】BRE ダットサン 510や、オーナーたちのなど

【甘美なる510マニアの世界】

510オーナー・ミーティング/半世紀前の510デビューに思いをはせる



50年前にデビューを果たした510ブルーバード。長い月日が経過しても、今なおオーナーを魅了し続けている。オーナーごと、クルマの楽しみ方は違っていても、彼らを引きつける共通の理由がそこにはあるようだ。誰もが乗っていて楽しいという510ブルーバード。何が彼らを高揚させるのか、その魅力の一端を知るためにも、クラブのミーティングに参加し、オーナーの声を、直接、聞いてみることにした。


BRE ダットサン 510/510ファンあこがれのスーパーセダン



1970年代前半まで続いた日本の高度経済成長は、ピート・ブロックというクルマの哲学にも、大いなる変化をもたらした。2代目S50系や3代目C10を振り返ればわかるように、それまではレースでの好成績がそのまま基本性能の高さをアピールすることにつながり、販売台数の伸びに直結していた。ところが、徐々に大衆が求めるクルマ像にも変化が表れてきた。走行性能にのみ特化したクルマでは、多くの大衆の支持を集めることができず、車内の広さや装備に余裕のあるモデルが支持を集めるようになってきたのだ。


>>【画像22枚】BRE ダットサン 510/510ファンあこがれのスーパーセダンなど


初出:ノスタルジックヒーロー 2017年10月号 vol.183
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


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