極上のアンフィニⅢを発見。「子供たちが大きくなってきた今なら……」|1989年式 マツダ サバンナRX-7 Vol.3

アンフィニⅢのためにガレージを建てたというオーナー。

       
【1989年式 マツダ サバンナRX-7 Vol.3】

【2】から続く

 今回紹介するモデルは、1989年に登場した通称「アンフィニⅢ」。アンフィニとは1986年に初めて発売された限定車で、2シーター化してサスペンションを引き締めたスパルタンな仕様。モデルライフ中にⅠからⅣまで発売され、それぞれ仕様は異なるが、FC3Sを象徴するグレードとなっている。そしてアンフィニⅢは1989年に発売され、排気系にチューニングを施して最高出力215psを実現。さらに、専用フルバケットシートやBBSの16インチホイールなども初めて採用された。
 オーナーは初めて購入したクルマがFC3Sだったが、結婚を機に売却。しかし、FC3Sへの想いは持ち続けており、以前より気になっていたトータルセブンで極上のアンフィニⅢを発見。「子供たちが大きくなってきた今なら……」ということで、購入に踏み切ったという。まだ手元に来てから半年ほどしか経っていないが、今後もオリジナル状態をできる限り保持していきたいそうだ。

【画像18枚】アンフィニシリーズの2シーター化に合わせて、フロントシート後部に設置されたストレージボックスなど

OWNER’S VOICE/ガレージを建ててしまうほどFC3Sに首ったけ

 アンフィニⅢのためにガレージを建てたというオーナー。トータルセブンのHPは以前よりチェックしており、一度好みの物件があったものの買いそびれ、それをとても後悔したという。そんなこともあり、アンフィニⅢが入庫したときには急いで同店へ。そして、クルマの状態の良さとトータルセブンの対応の良さに感動し、その場で即決したそうだ。「走っている姿がとにかくカッコいいんですよ」と、オーナーは心底FC3Sにほれ込んでいるようだ。




排気系チューニングにより、標準車比10ps/0.5㎏-mアップを実現した13B型。ボディ剛性を高めるタワーバーも専用品。





エンジンの真上に配置される空冷式インタークーラー。タービンから吸気ポートまでの距離が短くできるので、レスポンスアップに効果大。

1989年式 マツダ サバンナRX-7(FC3S)
Specification 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4335×1690×1270
ホイールベース(mm)  2430
トレッド前/後(mm) 1450/1440
車両重量(kg)  1230
エンジン型式  13B型
エンジン種類 水冷2ローターロータリー・ターボ
総排気量(cc) 654×2
圧縮比 9.0:1
最高出力(ps/rpm) 215/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 28.0/4000
燃料タンク(L) 70
変速比 1速 3.483 / 2速 2.015 / 3速 1.391 / 4速 1.000 / 5速 0.762 / 後退 3.288
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 205/55R16(前後とも)
発売当時価格 270.4万円


初出:ハチマルヒーロー 2014年 08月号 vol.26(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1989年式 マツダ サバンナRX-7(全3記事)

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【2】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : SATOSHI KAMIMURA/神村 聖

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