社会人になっても変わらず、走行会を中心に年間計画を立てる生活|ハチマル女子会|1987年式 日産 シルビア RS-X Vol.3

いろいろ訳あって誌面上では紹介できないが、数々の伝説を持つ彼女。

       
今回の女子会はドリフト女子。
ドリフトする女性は数多く存在するが、いろいろ謎の多い不思議な女性の登場だ。

▶▶12月18日更新です!【総勢28名】人生いろいろ車もいろいろ。女性オーナーと、愛しの旧車たち。〈Nosweb.jp まとめ〉

【1987年式 日産 シルビア RS-X Vol.3】S12シルビア一色!

 つい入札した数万円という金額で落札してしまった人生最初のクルマは、そのままの流れで人生初のドリフト車に生まれ変わることになる。

【2】から続く

 そこからの彼女はS12シルビア一色。まだ学生だった彼女は参加費をバイトで捻出しながら走行会でドリフトする毎日。まるで、漫画「オーバーレブ!」の世界を地でいくような生活。彼女の意外性はこれだけではない。ほとんどのパーツ取り付け、モディファイを自分の手で行っている。実は当時の彼女に自動車の知識がなく、どんなクルマでもドリフトできると思っていたらしい。そのためドリフト車にするため、足回りをS13シルビアから移植。ステアリングの切れ角を増やし、ブレーキレバーも延長して引きやすくするなど改造が施された。もちろん素人の彼女は、多くをS12オーナーズクラブのメンバーに助けてもらっていたが、「自分のクルマなのだから作業内容を理解するのは当然」といって作業を行った。

▶▶▶【写真21枚】クルマに興味を持つきっかけとなったリトラクタブルヘッドライト。車検対策用にパッドを巻いているロールケージなど

 S12は徐々にドリフト車として仕上がり、ただ後輪を滑らすだけの走りは、どんどんドリフトのカタチになっていった。それは社会人になっても変わらず、走行会を中心に年間計画を立てる生活だ。

 今回の撮影には、彼女のクルマのカスタマイズを手伝ったり、ドリフトを教えたりした仲間がかけつけた。「仲間なくしては自分のクルマ人生は語れません」と彼女。S12シルビアだけでなく、この仲間たちとの絆も彼女の大切な宝物だ。




パイピングはR32スカイラインのものを流用。ラジエーターはR33スカイライン用。BLITZのエアクリーナー、APPのオイルクーラーにニスモのタワーバーを装着。





インタークーラーが付いていないCA18DET型エンジン搭載車両。





S13用のARCインタークーラーを増設。フロントタイヤギリギリの位置に設置。



初出:ハチマルヒーロー 2013年 11月号 vol.23(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1987年式 日産 シルビア RS-X(全3記事)

関連記事: ハチマル女子会

関連記事: シルビア

text : 80HERO/編集部 photo : MAKOTO INOUE/井上 誠

RECOMMENDED

RELATED

RANKING