「新しいオバフェンスタイル」8台紹介しました!【Nosweb.jpまとめ】ハイスペックなエンジンとワイドボディは、ロマンだ!|魅惑のワイドボディ

フェアレディZ、サバンナGT、KP61……8台の最新オーバーフェンダー車が登場!

       
【魅惑のワイドボディ】

1960年代から本格化した日本のモータースポーツシーン。サーキットでは、エンジンから足まわりをチューンナップされ、オーバーフェンダーやスポイラーで武装したレーシングカーによるバトルが繰り広げられていた。その当時は、オーバーフェンダーやワークス仕様などのワイドボディ化は御法度だったが、現在は公認車検も取得できる時代。あこがれのクルマにチューンナップを施し、オーバーフェンダーを装着し、好みのスタイルに仕上げることも可能になっている。今回は、そんな旧車好きがあこがれるオバフェン仕様から、今注目のエアロフォルムのワイドボディキットまで、コダワリ満載の7台を紹介する。エンジンのチューニングはもちろん、ワイド化に合わせた足元のセットアップなどにも注目してほしい!  

2014年に始動したワイドボディプロジェクト。2016年にオレンジZとブルーZの2台が完成!!

1975年式 日産 フェアレディZ



L型フルチューンユニットの突き抜けるようなキャブサウンドが東京の大空に響き渡る。オレンジとブルー。スターロードが手掛けた2台のS30フェアレディZが、夜明けの首都高速を駆け抜ける光景は、滑走路をスクランブル発進していく戦闘機と姿が重なる。その理由はなぜか? いずれも極限まで理想を突き詰めたフォルムであるからにほかならない。圧倒的なスピード感と官能的な美しさの、見事なまでの融合。ここでは、懐かしのレーシングシルエットを彷彿とさせる「匠のワイドボディ」に注目したい。

L28型改3Lを積み込んだ「匠のワイドボディ」。もうひとつの遺伝子

1977年式 日産 フェアレディ Z-T



L型フルチューンユニットの突き抜けるようなキャブサウンドが東京の大空に響き渡る。オレンジとブルー。スターロードが手掛けた2台のS30フェアレディZが、夜明けの首都高速を駆け抜ける光景は、滑走路をスクランブル発進していく戦闘機と姿が重なる。その理由はなぜか? いずれも極限まで理想を突き詰めたフォルムであるからにほかならない。圧倒的なスピード感と官能的な美しさの、見事なまでの融合。ここでは、懐かしのレーシングシルエットを彷彿とさせる「匠のワイドボディ」に注目したい。

SEMAショー2015で鮮烈なデビューを飾ったワイドボディキット!!

1971年式 ダットサン 240Z



S30Zのトレンドとしては、ノーマルノーズにオバフェンというスタイルが主流のようだが、オバフェンの形状は240ZGの純正をベースとしたものがほとんど。そんなS30Zの定番化したオバフェンスタイルに変革をもたらすかのように登場したのが、パンデムのワイドボディキット。アメリカのラスベガスで開催された「SEMA SHOW 2015」でひと足先にお披露目され、大注目を浴びた。そのワイドボディキットをまとったS30Zが、真っ赤なボディカラーで国内に登場した際の記事をふりかえる。スタイルはもちろん、各ディテールにも迫った!

17インチを違和感なく履きこなす、スマート&スポーティーなフォルム

SPEED FORME 日産 フェアレディ Z



旧車に最新のトレンドを取り入れた新しいスタイリングを提案するエアロブランドとして、「シェイプ」が立ち上げた「スピードフォルム」。その記念すべき第1弾として選ばれたのが、S30Zのノーマルノーズモデルだ。構想段階からテーマに掲げていたのは、S30Zの美しいシルエットを崩さず、なおかつ速さをカタチで表現できるエアロ。その核となるのが、大径17インチを違和感なく履きこなすべく設定されたオーバーフェンダーだ。

走行4万kmの極上車がベース! 現代車にも負けない走りのよさや快適性を手に入れた至高の1台

1977年式 日産 フェアレディ Z-T



ノーマルノーズにフロントスポイラーやオーバーフェンダーをまとったS30Zの王道スタイル。旧車のイベントでもよく見かける仕様なだけに、ヘタをすると周囲のクルマに埋没してしまいがち。しかし、水上自動車工業が手がけたこの1台は、ただ者ではないオーラを放つ。なにかが違う、そう思わせる魔力を秘めているのだ。奇をてらわずにスタンダードを極めた結果、たどり着いた理想系。走行4万kmの極上車をベースに最新パーツや快適装備を惜しみなく投入した、至高の仕上がりをとくとご覧あれ! 

ハコスカにTC24を載せる相談に行って、程度のいいZを見つけてしまった

1978年式 日産 フェアレディ Z-T



クルマ屋さんのオーナーが、自分用にと購入して仕上げたクルマなのに、それを気に入ったお客さんに買い取られてしまうというのは、チマタでよく聞く話。特に、旧車となると、そのクルマに関する知識が十分あって、なおかつ自分用に太鼓判を押したクルマのコンディションが悪いワケがない。ここで紹介するS31Zも、そんな経緯で現在のオーナーの元に譲られたクルマだ。ボディのコンディションは抜群で、各部も補強、エンジンもかなり手が入った3.1L仕様を搭載。やはり、クオリティーの高い1台だった!! 

幾人かのオーナーの手を経て、戻ってきたサバンナ

1975年式 マツダ サバンナ GT



一度手に入れてチューニングしたりして楽しんでいたが、事情があって売却したクルマが、今も懐かしいというのはよく耳にする話。そのクルマが程度のいいコンディションだったりしたらなおさらのことで、一般の個人オーナーでは、なかなか買い戻すことはできないもの。ここで紹介するサバンナGTは、旧車専門店から販売され、何人かのオーナーの手に渡りながら、現在はその専門店の代表の元で、公道復帰の準備が進められている。

ハコスカを手放すことになり「お金がかからず、維持しやすいコンパクトな旧車」を探して

1980年式 トヨタ スターレット SE



譲り受けたKP61は、製作途中のTS仕様だった。長く不動状態だったこともあり、いざ走らせてみると、ヘッド、ミッション、ドライブシャフトなど、機関系のあらゆるところからオイル漏れが発生。まずは、各部のシール、パッキン、ガスケット類を総取り換えしてリフレッシュ。その後、前オーナーが目指していたTSスタイルを完成させ、日々の買い物からサーキット走行まで、幅広いステージをカバーするオールラウンドスポーツとして再生した。インパクトのあるルックスと気軽に乗りこなせるカジュアルさのギャップがたまらない。



初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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