「カッコいいので、イベントなどに乗っていきます」|1982年式 日産 フェアレディZ Tバールーフ ターボ 2シーター Vol.2

運転免許はAT限定ではなく、MT免許を所有するオーナー。普段乗りにはエレメントを使っているが、父親の影響か、旧車に魅力を感じている。以前はミニカにも乗っていた。

       
【1982年式 日産 フェアレディZ Tバールーフ ターボ 2シーター Vol.2】

【1】から続く

 オーナーの父が最後のL型搭載車両であるS130Zも作ってみたいと、娘さんの愛車として製作を進めている1台。父は240ZG乗りだ。

 オーナーになる予定の娘さんは、「カッコいいので、イベントなどに乗っていきます」と、完成を心待ちにしている様子。現時点で満足度を尋ねると、「90点!! ホイールも好みだし、とっても満足しています」とのお答え。残りの10点はオーバーフェンダーがないから。純正のシルエットを生かしたいオーナー父に対して、娘さんは、「全体が引き締まり、メリハリが出るから」と、240ZGのようなオーバーフェンダーの装着を懇願している。

OWNER’S VOICE/ワタシ専用車の完成が楽しみ! 完成したら父とドライブします

「ホイールにはこだわりたくて、リムの深いのがイイと強く伝えました。スポークよりメッシュタイプが好きで、光沢のあるディープリムが素敵ですね。装備では、パワステとエアコンは絶対に欲しいです。マフラーも低くて太い迫力のある重低音サウンドをリクエストしています。完成したら、もちろん一番に製作してくれた父とドライブに行きます。意外にいいコースを知っているので楽しみです」とオーナー。

ステアリングはダッツンコンペが装着されているなど、若い女性が乗りこなすにはかなりスパルタンな雰囲気。今後どのようにアレンジされていくのかが楽しみなコクピットほか【写真11枚】





本来はL20ET型ターボエンジンが載っていたが、オーバーホール+ヘッド加工を施したL28型を搭載。ラジエーターホースなどはアメ車風だ。





ソレックス44PHHは、ウエットブラスト処理を施し、フルOH。各部にメッキ加工を施し、艶感たっぷりに仕上げる。





車高調はワンオフ。ブッシュはエナジーの強化品、キャリパーは純正をOHしてブラスト加工を施し、レッドに塗装している。



初出:ノスタルジックヒーロー 2015年 10月号 vol.171(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


1982年式 日産 フェアレディZ Tバールーフ ターボ 2シーター(全2記事)

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text : HIROSHI SHOMATSUMOTO/正松本 宏 photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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