30台の旧車が集まったそのはじまり……父親の瀬尾晃さんのクルマ遍歴|親子で約30台の旧車と暮らす、瀬尾一家の旧車生活 Vol.1

四国の旧車好きの間で、知らない人がいないくらい有名なのが、愛媛県西条市の「瀬尾一家」

       
【親子で約30台の旧車と暮らす、瀬尾一家の旧車生活 Vol.1】

四国の旧車好きの間で、知らない人がいないくらい有名なのが、愛媛県西条市の「瀬尾一家」。
父親の瀬尾 晃さんを筆頭に、次男の明弘さん、三男の知弘さん、そしてお嫁さんまでもが旧車パラダイスをエンジョイしている。
そんな瀬尾家の旧車ライフを紹介する連載。
その第1弾。


「瀬尾一家」を語るうえで、父親の瀬尾晃さんのクルマ遍歴は欠かせない。

 1951年生まれの大工の瀬尾晃さん。16歳からオートバイ(モトクロッサー)に乗り始め、モトクロスに5年ほど熱中。その間、4輪には興味がなかったが、仕事の都合で18歳で自動車免許を取得。

 2輪熱がひと段落した22歳の頃、今度はダートトライアルやラリーといった4輪に目覚めた。愛車はトヨタのTA12カリーナ1600GT。四国で開催された地方戦などで優勝を飾り、全日本ラリーにも参戦している。その後、TE71スプリンターを新車で購入、岩手県盛岡市で開催されたオールスター戦などにも四国代表で参戦した。

 そんなラリー三昧の中、1981年5月5日に奥さんの知子さんと結婚。すぐに長男の光司さんを授かり、1982年には双子の明弘さん、知弘さんも誕生した。ところが、ラリーへの情熱は少しも衰えず、AE86レビンを購入して参戦。

 しかし、1983年に地元で開催されている「西条祭り」のだんじりの製作を引き受けたことをきっかけに、ラリー参戦をひとまず休止することにした。
  
Vol.2、Vol.3、Vol.4に続く

15年ほど前に友人から譲ってもらった70年式PGC10など【写真13枚】

親子で約30台の旧車と暮らす、瀬尾一家の旧車生活(全4記事)


1970年式 スカイライン 2000 GT-R/瀬尾 晃さん
15年ほど前に友人から譲ってもらった70年式PGC10。RSワタナベのホイールに足回りは車高調を組み込んでローダウン。内装はオリジナル重視で、現在はこのPGC10でイベントに出かけることが多いらしい。赤のPGC10の代わりにコレでレースに出場することを考慮して、エンジンをオーバーホール。キャブはウエーバー45DCOEを装着。ミッションはケンメリR用の71Bの新品を投入。ボディは純正のシルバー全塗装済みだ。




1968年式 ブルーバード 1600 SSS/瀬尾 晃さん
ケンカワイパーの初期型510は、レースをしていた時の友人が、ホンダS600に乗り換えるにあたって譲り受けた1台で、程度は良好。ボディは純正のホワイトで全塗装してあり、足回りもローダウン済み。運転席にダッツンバケットシートを装着した車内。ミッションは純正の4速MTを使用している。エンジンは、L16型改2.0L仕様。キャブはソレックス40PHHで、タコ足なども交換されていて、高回転まで気持ちよく回せる




1977年式 パブリカスターレット 4ドア セダン/瀬尾 晃さん
知り合いのクルマ屋さんからの依頼で、「ワンオーナーのフルノーマルだから引き取った」というKP51スターレット。1.2L直列4気筒OHVの3K型のシングルキャブ仕様で64psを発揮。オーバーホールはされていないが、エンジンは好調。車内もフルノーマルで、ドアの内張りには新車時のビニールが張られたまま。チェック柄のシートの状態もまずまず。「4ドアはあまり人気がない」というが、極上の1台だ。

初出:ノスタルジックヒーロー 2014年2月号 Vol.161(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

15年ほど前に友人から譲ってもらった70年式PGC10など【写真13枚】

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photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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