別荘地で気に入ったクルマを複数台所有する夢の旧車ライフ|7台のホンダ車を持つオーナーのガレージ Vol.2

       
勤め先まで片道2時間かかるのも苦にせず、バイクライフを楽しむ!

そう決めて琵琶湖の畔にある広大な敷地の別荘地で暮らしていたオーナーの福田さんが4輪旧車にどっぷりとはまるきっかけとなったのは一台のNⅢを購入したこと。

これをきっかけに、バイクからクルマへ一気に興味が移ってしまい、バイクを手放しつつ、07年には憧れのS600を旧車雑誌ノスタルジックヒーローの広告を見て即決。
さらに、TNトラックをネットオークションで見つけ、15万円で落札。

勢いはそれだけでは収まらず、08年にはOH済みのZ360GSSを東京都武蔵村山市のホンダ360cc専門店「ネオライフ」で購入。また、鹿児島のショップから売りに出ていたN600ツーリングを実車を見ないで購入した。

 中でも、手がかかったのはS600とN600の2台。S600のほうは、購入後に違和感があって調べたところ、ボディはパテとFRPで15mmくらい厚くなっていたのだ。そこで、愛知県一宮市の「工房名岐」に持ち込んで相談したところ、ボディを元通りに修復するのは困難と判断され、中古のボディを探してもらうことになった。

ようやくボディが見つかって載せ替えを行う際、エンジンとミッションのOH、内装とシートの張り替えなど、一通りレストアを行い、今の快調な状態に完成したのは、昨年になってのことだという。



購入時のボディがひどい状態だったため、工房名岐で探してもらってボディを換装。



バンパー、テールレンズ、モールなどもピカピカだ。



アイボリーホワイトのボディに、赤いシートとドア内張りが映える内装は、ボディを載せ替える際に張り替えている。シンプルな4連メーターなど、基本は純正のままだが、助手席側のグローブボックス下にカーステを増設。



工房名岐でフルOHされたAS285E型4気筒DOHCエンジン。京浜製CV4連キャブレターによる高回転まで気持ちよく回る調子を維持するため、2週間に1度は走らせるようにしている。現在の走行距離は9万6800km。



ホイールは、13インチのビッグライトを装着。タイヤはグッドイヤーGTハイブリッドの165/70R13。今後は足回りをリフレッシュしたいとのこと。



ガレージの一番奥にしまわれているため、ビートを出すには、S600、NⅢをガレージからいったん出し、それからビートを出さなければいけない。ボンネットのエンブレムはタイプR用の赤バッジだ。


リアウインドーはアクリル製に交換。ラゲージスペースがほとんどないため、リアにキャリアを装着している。純正の幌も、キレイな状態をキープしている。



一時は、全色を揃える計画もあったというビート。最近まで2台態勢だったが、保管場所がないのと、レストア費用捻出のために売却。



ビート、NⅢ、S600とCB750が収まるガレージ。



壁にはオーナーのコレクションが飾られていた。

掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年8月号 Vol.152(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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