その名はミッドシップ・ランナバウト2シーター!|トヨタ MR2 スーパーチャージャー Gリミテッド ADパッケージ Vol.1

       

国産初の量産ミッドシップスポーツ 84-85日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞


エンジンを運転席直後に配置して後輪を駆動するミッドシップ方式に革命を起こしたのが、1973年に発売されたフィアットx1/9。FFのパワートレーンをそのまま運転席背後に搭載して、ミッドシップの操縦性を安価な価格で実現した。この流れは84年、トヨタMR2、ポンティアック・フィエロにより再現された。

 ミッドシップ・ランナバウト2シーターの略と説明されたトヨタMR2。エンジンはカローラなどと同じ3A型1.5Lと4A型1.6L。これをドライブトレーンごと車体中央に搭載して、リトラクタブルヘッドライトによる低いボンネットラインのスタイリングとともに登場。分かりやすいほどに、ミッドシップスポーツを主張していた。

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1970年代後半に起きたスーパーカーブームにより、リトラクタブルヘッドライトやミッドシップというフレーズが一般化した。そして80年代、それらは実際に手にできる憧れのアイテムとなる。なかでもMR2は国内初の量産化という大きな役割を果たしたのだ。


フロントフードには鷲をシンボライズしたエンブレムが装着されている。前後期を問わず変わらないが、このデザインをあしらったリアバンパーのデカールは配色が前後期で異なっている。






メーターパネルデザインは初期型から変わらない。タコメーター内のグリーンのランプは、スーパーチャージャーが加給すると点灯する仕組みだ。

掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Rinko Kiseki/幾石倫子

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