【エアサス激低サンゴーマル!!】“赤”をポイントにバランスよくスポーティにメイク! 低さを極めた足元にも注目したいNV350キャラバン

洗練されたレーシースタイルと低さを極めた足元に注目したいNV350キャラバン

       
アクセントカラーの赤を巧みに用いて一点集中とならないスタイル魅せが◎

【画像6枚】ボリュームアップしたフェイスを赤で締めたフロントマスク、低さアピールと実用性を兼ね備えたエアサスの投入など、バランスのとれたスタイリングの秘訣はココをチェック!!

仕事で使うため、エアロレスでも映えるライダーをチョイスしたこのオーナー。
当初は「車高とホイールをイジれば完成」と考えていたが、周囲のNVオーナー達に触発されて、レーシーさ極まる1台へと突き進んできた。

さて、ここで注目すべきは細部のカスタムよりも、視線を一点集中させずに全体をしっかり魅せた完成度の高さだ。
そもそも、クオリティを左右する塗装や大がかりな作業となるエアサスこそプロへとオーダーしているが、基本作業はすべてDIY。
思いつきのアイテム投入では回り道&無駄使いになりかねないため、オーナーは常にカスタム後のバランスをイメージしてから取り組んでいる。

そうしたアプローチでもっとも効果を発揮したのは、アクセントカラーへ用いている赤だ。
もともとは、黒ボディで造形が目立ちにくいサイドステップを引き立てるためのアイデアだったが、ボリュームの増したステップに合わせてバンパースポイラーやバッドフェイスとアップデートを重ねつつ、ボトム主体に赤ラインを積極展開。
こうして低さとレーシーさを前面に押し出しながら、車両全体を魅せるためプライバシーガラス越しに赤のミラーフィルムをあしらうといった濃淡使い分けまでも加えてきた。

ちなみに、低さ強調よりも普段使いの実用性を高めるため投入したエアサスだが、ダウン時のフェンダー干渉を避けるために履き替えたレクサーニLX7がドンピシャ。
何気なく注いだUSテイストだったものの、ここでも黒のカラーインサートを赤にアレンジしたことで、ボディと足元の一体感は格段に高まっている。

簡単なようで難しい、一点集中を避けたトータルスタイリングの構築。
完成度の高いスタイルを目指すなら、このアクセントカラー注入術を参考にしたい。



>>インテリアにも赤を積極注入し、JBSのツイーター付きDピラースピーカーも赤×黒で仕上げる。また、見逃せないのは赤のミラーフィルム。インテリアから見ると鮮やかな赤、プライバシーガラス越しにエクステリアから見るとダークトーンの赤といったイメージで、完成度の高さの引き出しに欠かせないキーポイントとなっている。


>>以前は18インチを履いていたが、エアサスにしたことで、ダウン時にフェンダーが干渉。タイヤを細くするという選択肢もあったが、手ごろな価格で見つけた20インチのレクサーニLX7へ変更した。カラーインサートは黒でも悪くなかったが、ボトムとシンクロさせるため赤に変更。クロームの高級感と赤のスポーティさを両立させている。


>>2.5インチダウンの生足でカスタムを進めていたが、バンパースポイラー装着後は干渉がきつく思うように出かけられない状態に。そんな中、同じNVオーナーの先輩がユニバーサルエアーへエアサスをオーダーしたため、エアサス化を決意。生足で不可能だった低さと普段使いの実用性を両立している。もちろん、タンクも赤にペインティング済みだ。


>>一部分だけが目立たないよう、ボリュームバランスへ配慮しつつ、スポーティでレーシーなスタイルを目指してきたNV350。KMTリアバンパーはボトムの丸みがほかのセクションとアンバランスに感じたため、プリウス用にデリバリーされていたディフューザーをプラスしてコントロールしている。


>>サイドステップ投入で物足りなくなったフェイスは、ギブソンのバンパースポイラー&バッドフェイスでボリュームアップ! 物足りなさが残る開口部へはインタークーラーを与え、バランスを整えた。ここでもポイントとなるのはアクセントカラー。フラット装着で仕上げたステルスボード主体に、開口部への縁取りも赤で施している。


>>洗練されたレーシースタイルと低さを極めた足元に注目! ボリュームアップしたフロントフェイスを赤で締めたカラーバランスも絶妙だ。

【画像6枚】ボリュームアップしたフェイスを赤で締めたフロントマスク、低さアピールと実用性を兼ね備えたエアサスの投入など、バランスのとれたスタイリングの秘訣はココをチェック!!


『カスタムCAR』2018年11月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:NV350キャラバン・ナローボディ・プレミアムGX ライダー
SOURCE:JBS、ユニバーサルエアー、GARAGE FAITH

PHOTO/箱崎太輔 TEXT/四馬力

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