【64エブリイベースのユーロコンパクト!!】当時のセオリーを国産軽バンで再現したこだわりたっぷりのツラツラエブリイ☆

ひと味違うハンサムフェイスが90年代のユーロスタイルを彷彿させる64エブリイ

       
ユーロテイスト漂う上品64エブリイ。ツラの攻めっぷりにも大注目!

【画像9枚】ひと味違うハンサム顔に視線が集中するフェイス、限界17インチ&シュナイダーでキメる足元など、90’s当時のモディファイが詰まった64エブリイの詳細はココをチェック!!

目指すところはオトナの雰囲気漂うスポーツスタイル。
ならば欧州車をベースにするのが近道なのはわかっているが、誰がイジってもカッコいい欧州車より、アイデアや創意工夫が必要な国産車ベースのヨーロピアン・カスタムに惹かれてしまう。
このエブリイのオーナーは、まさにそんな方法論にどっぷり浸かったお方。
若い頃から“ユーロスタイル”が大好物な粋人なのだ。

そんな中、彼が最も惹かれるのが、ヨーロピアン・カスタム全盛の’90年代に流行っていた『リーガーチューニング』や『ディートリッヒ』あたりのユーロコンパクト。
どうせならヨーロッパには存在するワケのない軽バンで楽しんでやろうと、64エブリイをベースカーに選んだ。

「当時のユーロを楽しもうとしてもパーツが存在しないので、いかに雰囲気を楽しむかが大切だと思います」とはオーナー。
ライブスポーツ製バンパーを大胆に加工して再現したスリーマウスデザインのフロントバンパーは、まさに当時のアイコンであり、さらにヘッドライトには、当時の流行りだった4灯ルックを求め、ライトのすぐ下にはヘッドライトウォッシャーを設置するなど、90‌’sユーロコンパクトのテイストを散りばめる。

ホイールにしても「ベタ塗りシルバーの1ピース」が必須だったそうで、デッドストックのシュナイダーを履かせて、往年のチューナースタイルを再現。

ただし、当時のミニバン用サイズだったため、オウジファクトリーに依頼し、オリジナル車高調の製作やインナーハウス拡大、バンプラバー短縮など、シャコタンと同時にパツパツのフィッティングを実現させた。

完璧を目指すなら、アシも甘めのセッティングの方が当時っぽいけど、ココだけは現代仕様を盛り込み、イマ風アレンジのユーロスタイルを完成させているのだ。





>>室内はモモステ&レカロでコーディネート。レカロは90’sの雰囲気漂うLXのレザーモデルを探し出し、ドア内張りにもレザーを張って落ち着いたオトナ風味のインテリアを目指している。


>>本来のアンテナはスムージングし、90年代のVWやオペルが採用していたセンターアンテナに変更。あえてロングアンテナを選んで、当時の雰囲気を再現している。


>>ホイールは往年のチューナールックを演出するシュナイダーの6スポークモデルを装着。ユーロスタイルの基本といえる1ピースとシルバーカラーは必須項目だ。また、丸みがあって抑揚を抑えたシルエットもシビレるポイントのひとつとなる。




>>リアバンパーは純正をベースに、ゴルフ6のナンバーポケットを移植。ポケットから国産ナンバーが若干ハミ出る演出も、当時の欧州車を再現した隠し味だとか。ちなみに窓は素ガラスに変更した上、ブルーティントしている。


>>憧れの的だったリーガーチューニングあたりのスリーマウスデザインを求め、ライブスポーツ製フロントバンパーを短縮&ナロー加工して投入。オーナーが理想とするフロントマスクに仕上げている。


>>ヘッドライトはモレッティのヴィッツ用からレンズを抜き取り、ワンオフしたハウジングには、モレッティらしさを演出するアイライン風のデザインとしている。


>>90’sにブレイクしたヨーロピアン臭プンプンなスタイルに目を奪われる。スタイリングはもちろん、足元のホイールチョイスまで当時テイストにこだわった秀逸なユーロ軽バンの完成だ。

【画像9枚】ひと味違うハンサム顔に視線が集中するフェイス、限界17インチ&シュナイダーでキメる足元など、90’s当時のモディファイが詰まった64エブリイの詳細はココをチェック!!


『カスタムCAR』2018年11月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:エブリイ(DA64)/2012年型
SOURCE:オウジファクトリー

PHOTO & TEXT/浦野浩之

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