【シンプル着地スタイル!!】高級感を具現化した前後2列のベンチシートも見逃せない激低ロワードハイエース

ショーアップされた油圧スラムドにより、完全着地フォルムを実現する200系ハイエース

       
カスタム上級者を唸らすシンプル着地スタイル!

【画像7枚】ショーアップされた怒濤の完全着地を担う油圧スラムド、シンプルな高級感を具現化した2列ベンチシートなど、3型ナローの着地ハイエースの詳細はココから!!

地面に吸い付くような着地フォルム。
そして、ストック+αの洗練されたアピアランスが光る3型ナローのS-GL。
200系を新車で購入して以来「ワカる人のみワカる」的な玄人志向のカスタムを、不変の美徳とするコダワリ派だ。

第一印象でのアイキャッチを担う、サイドステップ短縮化でのスマートな爆落ちぶりは、200系ユーザー垂涎のマトである千葉の落とし屋「トリニティ」の手腕。

アキュエアー制御のハイドロキット装着や、フレームノッチのほか、地面と干渉するマフラーやメンバーのフラット加工も施し、実例が少ないディーゼル車でのスラムドをモノにした。

純正感を重視したエクステリアは、人気のあるT.S.Dスタイリングのワイドルックバンパーをチョイスしているのだが、オリジナリティを出すため、ノーズの出幅を約4cm抑えて装着し、「純正以上ワイドルック以下」という唯一無二っぷりをアピール♪
さらに、純正改のウインカーミラーやベバストのサンルーフをさりげなく投入したのも見どころだ。

シブ線な巧妙メイクは、ブラック&グレーを基調とした室内でも伺える。
DX純正フロントシートと10系アルファードのセカンドシートを張り替えてメイクしたプレミアム感バツグンの2列ベンチ仕様は、目を見張るものアリ。

シートレールに合わせたフロア上げを筆頭とするリビングのほか、ダッシュまわりもオリジナリティあふれる小ワザを施すといった演出も抜かりナシ。

「足し算と引き算のコーディネート」のもと、ハイエースマニアの琴線をくすぐる見せ場をスミズミまで秘めたフィニッシュは、まさに「シンプル200系カスタム」のトレンドセッターとも言えるだろう。



>>ベバストのサンルーフは屋根裏の配線などを移設し、ルックスと実用面での理想的な位置にインストール。穴開けで干渉するドームランプも純正位置より前方に数cmずらした再装着で解消済みだ。


>>今回の撮影に合わせて、エムテクノ製のダッシュパネルをポルシェケイマン純正色のガンメタで塗装。アキュエアーのコントローラーが平らに収まるようにパネル自体も加工済みだ。ステアリングはビレットスペシャリティ製をチョイスしている。


>>DX純正品をベースにした前席ベンチシートは、骨組みからの形状変更によるフルトリム施工で、別物ばりのシンプル造形にリファインしている。


>>10系アルファード流用のセカンドシートには、中央のリクライニングコンソールを廃した張り替えを施す。さらに、シートレールごとの移植に合わせて、フロアもスライドレールと面一になるよう床上げ加工を実施済みだ。


>>リアサス大加工の兼ね合いで、かさ上げされたインナーフェンダーが、迫力タップリのラゲッジルーム。トリニティ謹製の車高調整システムは、オイルポンプやバッテリーなど、ハイドロパーツを床下に内蔵。間接照明のイルミもショーカーの貫禄に磨きをかけている。


>>ショーアップされた油圧スラムドにより、怒濤の完全着地を担う3型ナロー。シンプルかつバランスの取れた美麗な着地フォルムに息を飲む。


>>足元のレグザーニLX7は、前後20×8.5Jで、リアはフェンダー内側に被るようハブ接合部を5mmのスライス加工済み。さらに、リアフェンダーを約2cm出し、ホイールを違和感なく飲み込む。フロント&サイドウインドーは、ZEROコーポレーションのソーラーインパクトに交換済みとなる。

【画像7枚】ショーアップされた怒濤の完全着地を担う油圧スラムド、シンプルな高級感を具現化した2列ベンチシートなど、3型ナローの着地ハイエースの詳細はココから!!


『カスタムCAR』2016年11月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ナローボディ・バンS-GL/2011年型
SOURCE:トリニティ、ペイントショップカラーズ

PHOTO/藤井元輔 TEXT/コンヒデキ

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