【我流のスタンス仕上げ☆】前後のグラインダータトゥがインパクトある低さとツラを徹底追求したS14シルビア

自然なツラを目指した19インチスタンスに目を奪われるS14シルビア

       
息子から譲り受けたS14を
自分なりにブラッシュアップして家宝に!

【画像11枚】初期のころからやり始め、熟成期を迎えるグラインダータトゥ、自然なツラを目指した19インチスタンス、レッドで統一してフルカスタムするインテリアなどS14シルビアの全貌はココで明らかに!! 

光の当たり加減で純正のようにも魅せられるラメ入りシルバーのボディに、19インチ&アウトセットのグノーシスGR203をノーマルライクな叩き出しフェンダーでサラリと履きこなしたこのS14。

エクステリアはもちろんのこと、インテリアもスキなく仕上げたコイツは、すでに還暦を迎えている熟年オーナーが“一生の記念となる美しい愛車”を目指し、数年がかりでカスタムした1台なのだ。

そもそものきっかけは、S14からセダンへの乗り換えを考えていた息子のS14を譲り受け、ヤレたボディのリフレッシュを考えたことから始まった。

当初は少し目立つスタイルを狙って、オールペン+グラインダータトゥ、10Jオーバーを履きこなせるフェンダー叩き出しをグロスファクトリーへオーダー。
軽く車高を落とした程度のノーマル+α状態から、イッキにシャコタンスタイルに変身し、大満足。

しかし、キラキラと輝くボディを眺めているうちに、手つかずなポイントへの物足りなさが沸き上がり、アクリルやスワロフスキーを駆使してニジマスのように光キラめくS14を目指したってワケ。

愛車の完成度が高まるほど、愛車を披露したくなるのは年代問わずの共通事項。
てなワケで、オーナーはビッグイベント、大阪オートメッセ出展に照準を絞り、低さとツラを徹底追求しての我流のスタンス仕上げや、死角となるフロア下までもペイントしたブラッシュアップを敢行。
結果、他社のデモカーにも劣らないギャラリーの視線を集める、このパーフェクトスタイルを完成させたのだ。

ちなみに、この美しさのキープと常に愛車を眺めていたいという欲求から、現在はガレージハウスを新築中!
まさに家宝と呼ぶにふさわしい存在がどこまで進化を遂げていくのかにも期待したい。



>>大阪オートメッセ出展を決意してからショーカーと割り切ってカスタムアプローチ。インパクトが物足りなかったフロントには、アグレッシブに前方へと押し出したワンオフ製作のアンダーリップを与え、スポーティさを引き上げている。


>>光の当たり方で純正色にも見えるラメ入りカラーのオールペンがきっかけで、ココまでの進化を遂げてきた。なお、ヘッドライトも含めたアクリルワークやスワロフスキー貼りはオールDIY。リアリフレクターは厚めのアクリルを成形してキャンディレッドにペイントしている。


>>オールペン時に採用したボンネットのグラインダータトゥは、カスタムペイントとしてメジャーになる前だったこともあり、センターから左右へとシンプルに描いたデザイン。追加したこのトランクパネルのグラインダータトゥは、フロント同様にセンターを基準としつつも、躍動感あふれるフレアパターンで展開している。


>>グラインダータトゥが入るトランクパネルを開けると、トランク内もおろそかにせず、魅せるオーディオインストールで徹底カスタム。アンプにビッシリと敷き詰められたスワロフスキーは、他のパート同様に中谷サンがコツコツとDIYで仕上げたものだ。


>>サージタンクやパイピングを磨き上げつつ、ファンシュラウドやヘッドカバーをレッドでペイント。今後はヒューズボックス類の移設やタービン交換でエンジンルームの完成度を高めていく予定とのこと。


>>死角となるフロア下も抜かりはなく、ガソリンタンクを外してのブラックペイントにラメ入りキャンディレッドとしたメンバー類をセット。マフラーのメインパイプやLSDカバーでも輝きを引き出している。


>>レザーで張り替えたダッシュボード、リアシートも張り替えて、ブリッドでフルコーデしたレッド基調のスポーティなインテリア。各所には、エクステリアでもアクセント付けに使用しているラメ入りブラックを使い、トータルバランスを高めている。ココでもスワロ技が至るところに施工されていることも見逃せない。


>>カスタム初期に叩き出したフェンダーにあわせてジャストとなるように、アームセッティングやホイールサイズを吟味。フロント9.5J、リア10.5Jのアウトセットをツラツラに履きこなす。


>>19インチとはいえ、リバースホイールに収めたR8用ブレンボ+390φローターも必見! キャリパーやブラケット加工に加え、エアバルブ移設で実現したギリギリのクリアランスとなるのだ!


>>ボンネットのグラインダータトゥに視線が集中しがちだが、自然なツラを目指した19インチのスタンスやトランクオーディオ、フロア下のペイントなど、随所に見所が満載だ!!

【画像11枚】初期のころからやり始め、熟成期を迎えるグラインダータトゥ、自然なツラを目指した19インチスタンス、レッドで統一してフルカスタムするインテリアなどS14シルビアの全貌はココで明らかに!! 


『カスタムCAR』2016年6月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:シルビア(S14)/1998年型
SOURCE:グロスファクトリー

PHOTO/南井浩孝 TEXT/四馬力

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