スケスケボンネットのニクいヤツドシャコを目指す未完の大器現る!【画像10枚】さりげなくスライス加工されたフレーム、ホーシング加工で絶妙なネガキャンを構築する足回り、スタンス的エンジンモディファイなど、AE86の全貌はココをチェック!!スタンスシーンじゃ、現行86の人気がかなり高いけど、根強いファンが今でも愛して止まない元祖ハチロクは、海外シーンからもうらやましがられるほどの超人気モデルっス。
ドリフトからスタンス&シャコタンシーンまで、今改めて注目されてる不動のエースといえるのだ。
というからには“ハチロク命”みたいなカーライフを送ってる強者だっているワケで、コチラのオーナーは、なんと免許を取ってからほぼハチロクばかりを乗り継いできた、ハチロクひと筋20年! ってな本気なお方。
そんな大ベテランがコツコツ作ってきたのが、ここで紹介するスラムド&シースルーフード仕様のレビンなのだ。
当然のことながらオーナーは大のシャコタン好き。
このハチロクも、各サスペンションアームのチューブラー化やピロマウントといった足回り強化以外に、サイドシルよりも低くて地面にヒットしそうな部分、フロア下のフレームレールを大胆にスライス!
これによってロードクリアランスを稼ぎ、さらなるシャコタン化にリーチをかけた。
最終的にホイールは16インチにサイズアップして、誰もが驚くドシャコタンが目標というからには、まだまだ下げる覚悟もアリアリってワケ。
誰もが目をひくシースルーフードの下に見えるは、ファイヤーウォールやインナーフェンダーのシェイヴ&スムージングで仕上げたエンジンルーム&メカチューン仕様の4A-Gエンジン。
排気量アップやハイリフトカム、独立4連スロットル化で、ルックスもパフォーマンスも両立させ、なおかつショークォリティなのもご自慢だ。
期待の1台、スタンバッていただききましょうっ☆
>>内装は製作中(当時)で、ブリッドのバケットシート1脚のみをセットするレーシー仕様。自作ロールケージも装着し、12点式へとバージョンアップする予定。基本サーキット使いなので、TRDのクイックシフトをセットしている。
>>ダッシュボードにはオリジナルのFRP製カバーをはめ込み、Defiの3連メーターも組み込み混んでいる。
>>フロントの足は、トラストの車高調をセット。40mm延長のクスコ製ロワアーム&ガレージレスポンスのショートナックル&ターンバックル式テンションロッドを装着し、6.5°ネガキャンにしている。
>>フロントには、アローフィールドの4potキャリパー装着で制動能力を増大している。
>>AE86乗りの間で最近取り入れられているホーシング付け根のカット&溶接で、駆動に問題ない程度のギリギリ、1.5度のネガキャン設定に。純正ホーシングでは得られない味付けだ。
>>ホイールは15インチのワークマイスターS1をチョイス。サイズはフロント:9J OUT15、リア:9J OUT25となる。フェンダーはランフリーの20mmワイドを、20mmのアーチ上げ加工してセットしている。
>>現状15インチ履きだが、将来16インチ履きでのドシャコ仕様を狙って、メインフレームはさりげにスライス加工。サイドシルと同一のラインに仕上げることで、スラムドに向けての準備は万端だ!
>>リアフェンダーは純正ベースに鉄板溶接加工で30mmワイド化。ボディはサフェ吹きだが、むろんこれは仮の姿。今でも十分なシャコタン仕様だが、さらなるシャコタン化が予定されている。
>>4バルブ4A-Gエンジンは、戸田レーシングの82φハイコンプピストンをブチ込み、1627ccへとボアアップ。272カムも組み込み済みだ。エキマニはTRD製で、スッキリ見せるためマスターバックレスとし、マスターシリンダーはR33スカイライン流用で小型化。また、ラジエーター交換に伴い、アッパー側のコアサポートは鉄板から叩き出してワンオフ。ペイント&ポリッシュ加工でアクセントを付けたカムカバーや、ワイヤータック&シェイブドベイも見ドコロだ。
>>シースルーフードがインパクト大なAE86。フード越しに見えるのは、シュエイブ&スムージングでガチガチに仕上げたメカチューン仕様の4A-Gエンジン。
『カスタムCAR』2016年2月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:カローラレビン/1985年型
SOURCE:ボディワーク&ペイントTAKU、ガレージレスポンス