フォード最強のピックアップで至極のパフォーマンスを追求!【画像7点】強力な走破性&強烈ワイド化されたフォルムの全容はコチラから!古くからアメリカの保守層が好むピックアップがフォードトラック。
そのフルサイズの代表格といえばFシリーズだが、ハイエンドモデルであるF150ラプターは商用車を逸脱した別格の存在。
オフロードの走りを追求した本格派ファクトリーチューンのモンスタートラックとして世界的に知られ、砂漠でのオフロードレースが盛んなカリフォルニアでは、プレランナーのベースとしてリッチなカーガイたちの人気のマトだ。
そんなピックアップトラックの本場におけるプレランナースタイルのこの1台!
アーチが大幅に広がったフレアフェンダー、ファイバーグラス素材のフロントカウルとベッドパネルは社外品で、外観上でストックの原型をとどめているのはドア部分のキャビンとリアゲートのみ。
サスペンションはUSモータースポーツ界で絶対的な支持を誇るローグ社製。
ユニボール式フロントアームやプッシュロッドリンクのリアサスなどで、コンペティション志向で格段に煮詰められているのが特筆だ。
メソッドのビードロックホイールに組み合わせた39インチタイヤやベッドに背負ったスペアタイヤも、お飾り的なカスタムとは一線を画する本気の走りの必然のチョイス。
トロフィートラックの名を持つUS西海岸のオフロードレーサーの手法をストリートリーガルの領域でフィードバックした本車両。
日本でこの1台を凌ぐ本場本流のプレランナーはそうないだろう。
>>チルト式FRPフロントカウルへの交換はカスタムの見せ場ではなく、軽量化とメンテナンスの利便性向上を目的としたUSプレランナーのレーサーメイクの王道。フロントグリル下のスキッドガードはワンオフメイドだ。なお、完成時のボディカラーはレッドだったが、2人目である現オーナー時にホワイトにリペイントされた。
>>ベッドのフレアフェンダーもフロント同様FRP製の社外パーツで、純正リアフェンダーをアウターパネルごと切除して装着する。
>>ベッドのフロアはリアサスのショックリロケートでのサブメンバー追加の兼ね合いもあり、スペアタイヤ2本分の積載スペースのみ残している。
>>ラプター本来の上級装備は維持しつつ、マスタークラフト製フルバケットシートとレーシングハーネスを奢ったインテリア。カスタムオーディオもインストールされている。
>>ラプターはFOX製ショックを筆頭とする足回りチューンが純正で実施済みだが、KINGのコイルオーバーショックやユニボール式アームによるロングトラベル化など、シャーシ無加工で可能な限りのパフォーマンスアイテムを投入。USフルサイズトラックの公道版オフロードレーサーとしては、本場本流を極めた日本で屈指の存在といっても過言ではない。
>>フレアフェンダーで豪快に履きこなしたタイヤは39×15.50Rサイズ。激しい走りでタイヤのビードがリムから外れるのを防ぐビードロックがビス留めされたホイールは、ザ・チェックショップが輸入販売を手がけるアメリカの「メソッドレーシングホイールズ」の17インチフォージドだ。
>>ベース車両は、フォードのファクトリーチューナー部門“SVT”が、F-150トラックにオフロードチューンを施した最高峰モデルとなる「SVTラプター」。今回の車両は2010年デビューの初代型で、最高出力411psを発生する6.2ℓ V8スーパーチャージャーを登載している。
『カスタムCAR』2019年1月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:フォード・F-150 ラプター/2016年型
SOURCE:ザ・チェックショップ