【90's ワゴンブームをフラッシュバック】懐かしパーツ満載のアコードワゴン×リバイバルカスタム

       
週末の深夜ともなればストリートカーショーよろしく、多彩なカスタムカーが街角へ集まってきた’90年代後期。大阪ならナビオやATCがホットスポットとなり、車高やホイール、オーディオといったポイントでギャラリー……、いや女のコたちの視線を競って奪い合っていたストリートカスタム黄金期だ。



というワケで、当時ユーザー垂涎の的だったアコード・ワゴンの北米モデルをベースにし、ワゴンブームの火付け役となったアメリカンスタイルへと仕立ててきたのがコチラ。



ベース車のレア度だけでも文句のつけようはないが、視線を惹きつける主要どころには、ヘッド40やスーパートラップマフラー、ビレットステアリングといった当時モノをセットし、アラフォー&アラフィフ世代のハートを射貫く見事なリバイブぶり。だが、コイツは新たなカスタムスタイル発信じゃなく、ビルダーの完全な自己満足だったりする。




「10代のころにアコード・ワゴンでカスタムしたかったんですけど、手に入らなかったんですよね。それがイマになって偶然僕の手元に巡ってきたので、当時の記憶を頼りにカスタムを施しました」

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そうした想いからイマどきカスタムはエアサス程度に留め、当時モノを使った’90年代アメリカンスタイルを展開。細かなワザを組み合わせずに直球勝負仕立てとなる旧きよきカスタムテイストは、20年以上もの時を超えた現在でもバツグンの存在感を誇っているのだ。
振り返ってみれば、現代のカスタムスタイルにとって源流となるのが’90年代。当時の人気車種を使っての定番仕様の再現は、そのレア度と相まって周囲に与えるインパクトも上々なだけに、当時を知らない若手ユーザーも含めてチャレンジする価値大アリといえるだろう。

『カスタムCAR』2017年2月号掲載
BASE CAR:USアコードワゴン 1996年型

PHOTO/南井浩孝 TEXT/四馬力

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