CRSが本気でハイエースのリフトアップに取り組み、「エクストリーム」シリーズを登場させたのが2018年。その象徴といえるデモカーが、6インチリフトアップでカチ上げたグリーンのS-GLで、ホイールは2ピースのレンコン形状の
ELを履いていた。
それから5年あまり。巷では空前のキャンプブームが訪れ、当時はマイノリティ派だったハイエースのリフトアップも、いまや完全に市民権を獲得。ハイエースに初めて乗る人も、2インチのちょいアゲに16インチのオフロードタイヤをチョイスする時代となったのだ。
そんな新時代にマッチさせるため、CRSもアゲに似合うホイールとして、エセックスホイール2年ぶりの新作となる「
EU(アップドラフト)」を東京オートサロン2023の会場でデビューさせた。
デザインは6穴ホイールらしく、6本としたスポークをカギ爪状に湾曲させ、1ピースとは思えないリムの深さをアピール。リム外周は、オフロード系ホイールの定番といえるビードロック風デザインを採用しているが、キモとなるピアスボルトは、世に出ているビードロック風ホイールより極力大きくしているのがポイント。しかもホンモノそっくりのナット形状とし、軽量化を考えてアルミ製としているのもこだわりだ。数は間隔のバランスを考えて24個とし、センターキャップのデザインとも絶妙にリンクさせている。リムの内周に1本切削ラインを入れることで、全体のデザインが引き締まり、1ピースとは思えない高級感を出すことにも成功している。
シンプルな6本スポークの1ピースホイールに見えるが、さまざまなこだわりが詰まっているEU。アップドラフトの意味のとおり、上昇気流に乗ってハイエースホイール界の台風の目になる!
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写真10点>>エセックスの最新ホイールのディテールをCHECK!!】
『エセックス・EU』
■サイズ : 16×6.5J IN38/48
■価格 : 4万9500円(センターキャップ:5500円)
■カラー : オールマットブラック、マットブラックリムポリッシュ
■構造 : 鋳造1ピース
>>クロカンテイストホイールの定番といえるビードロック風デザインをリアルに再現するため、ピアスボルトを極限まで大きくしている。ヘキサゴン形状のボルトは、軽量化を考慮してなんとアルミ製だ。
>>センターキャップは別売りとなるので、ワイルドに魅せるならレスでもOK。ホイールスペーサーのようなデザインも◎。
>>スポークは絶妙にコンケーブさせ、リムの深さをさりげなくアピール。リム内周に切削ラインを入れることで、デザイン性が強調される。
>>フロントには、センターのブロック形状が、最近流行りのクロス系デザインちっくな「エクストリーム・フロントリップスポイラー」を装着。なお、ビス留めでクロカン度アップの「フロントバンパーガード」も用意している。
>>リメイクと同時に追加したのがデカール類。ホイール名であるUPDRAFTの文字を入れ、ところどころにCRSの名物スタッフである、ウッホさん(千葉店店長)、まっちゃん(大阪店スタッフ)のステッカーが貼られている。
>>6インチアップのデモカーは、緑→MBZ・Gクラスのモンツァグレーマグノにオールペン。装着パーツは前後スポイラー&オーバーフェンダーにエクストリームをチョイスするなど、リメイク前と変わらない。
『
カスタムCAR』
2023年3月号掲載
BASE CAR:トヨタ・ハイエース・ナローボディ・バンS-GL
SOURCE:
ESSEX/
CRS