ヴァレンティ×ブリッド×LBWK×西陣織の最強コラボGR86

       
光りモノのトレンドリーダーとして、日本のみならず海外からも注目を集めているのがヴァレンティだ。2019年のオートサロンでは、“日本〟をテーマにアプローチしたコンセプトカーの86へ、リバティーウォークのボディキットやカーボンの西陣織を投入。ハイセンスな光りモノをプロデュースするヴァレンティらしさ全開のフルカスタマイズで、会場を沸かせてきた。

 さて、カスタムベースに採用した86がGR86へアップデートしたことを受け、ヴァレンティもGR86でコンセプトカーを新たに製作。86で好評だったリバティーウォークのボディキットや西陣織を受け継がせるだけでなく、新たなアレンジも加えて完成度をいっそう高めている。

「2台のフェンダーを比較してもらえばわかるように、同じ西陣織の青海波(せいがいは)紋様でもGR86は赤ラメを織り込んでいるので、艶やかさが格段に増しています。また、ブリッドさんとコラボしたセミバケットシートの西陣織は、SDGsの観点から、リサイクルペットボトル繊維で実現。もちろん、今春リリースに向けて開発中のジュエルLEDテールランプ ウルトラなど、最新の光りモノアイテムも加え、日本ならではのカスタムスタイルをGR86に打ち出しました」とは、広報担当の西脇サンだ。

 ちなみに、2台のヴァレンティコンセプト86はこれで完成というワケではなく、ここからは新たに生み出した光りモノを加えてのブラッシュアップが適宜進められていく。

 とくにGR86においては、ユーザーリクエストが多いヘッドライトの開発を急ピッチで進行中。フェイスイメージを大きく左右するヘッドライトで、〝日本〟らしさを放つスポーツスタイルがどう進化するのか、楽しみにしておきたい。

【画像20点>>ヴァレンティ西陣織GR86の全貌】




>>カーボン繊維がささくれるため、一日当たり20cmまでしか織ることができないというカーボンの西陣織で、日本が世界に誇るリバティーウォークのボディキットをアレンジ。GR86はオーバーフェンダーに赤ラメも使うことで、ボディカラーとの親和性や艶やかさをアピール。ちなみにボンネットセンターにあしらわれたラインは、MAX90cm幅となるカーボンの西陣織をカバーしつつ、躍動感あるアクセントとしたアイデア技だ。



>>ヘッドライトは鋭意開発中だが、それまでの間に投入したいのが純正LEDウインカー対応のウインカーポジション。四灯フェイスで精悍さがグッと高まるだけでなく、制御ユニットのロータリースイッチ操作で7つの点灯パターンも楽しめる。



>>86でスタイリッシュなデザインが好評だったジュエルLEDバックフォグランプは、基本デザインを踏襲したGR86用が近日リリースされる予定だ。イベントやサーキットでブレーキング時に高速点滅させられるバックフォグフラッシュも搭載される。



オープニング&エンディングアクションを備えた「ジュエルLEDテールランプ ウルトラ」は、今春「ジュエルLEDバックフォグランプ」とともにGR86用がリリースされる予定だ。立体造形のファイバーデザインはレンズ面の立体成型とともにリアビューの深みを引き出す。レッドレンズ/グロスブラック、ライトスモーク/ブラッククロームのほか、オンラインショップ&アンテナショップ限定でライトスモーク/レッドクロームも用意する。



>>全点灯


>>消灯


>>ポジション灯


>>ブレーキ灯


>>ウインカーは流れるシーケンシャル仕様



>>ブリッドのコンパクトスポーツモデルとなるストリームスをベースに、リサイクルペットボトル繊維を使用して西陣織バージョンを製作。ボディカラーとリンクする形でシートのアウトラインが際立つように、ブラック×レッドがあしらわれた。なお、ブリッドではこの日本らしい製品を市販化し、海外発信できないか模索中だ。



>>インテリアの使い勝手と質感を高めるために欠かせないLEDルームランプは、マップランプ/ラゲッジランプ/バニティランプ/カーテシランプをGR86&BRZへラインナップ。薄暗い純正とは歴然の明るさだ。




>>西陣織の青海波紋様がカーボンで表現されるだけでもインパクトはバツグンだが、GR86は赤ラメも使ってのカラーアレンジを加えている。日本らしさにこだわるヴァレンティコンセプトは、スポーツスタイリングの表現方法を大きく広げた1台だ。



『カスタムCAR』2023年5月号掲載】

BASE CAR:GR86(ZN8)/86(ZN6)
SOURCE:ヴァレンティ ジャパン

PHOTO/上新庄写真センター TEXT/四馬力

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