煌星丸 モダンな大型パーツをまとうデコトラローダー

ローダーをベースに積極果敢なアートアップを展開した気鋭の1台。

       


兵庫県で「カーショップスパーチェ」を営むオーナーの愛車は、オリジナリティ満点のパーツを満載して、ファンから熱い注目を集めている。 見応えに富んでいるのがキャブ周りで、惜しげもなく投入された大型パーツ群は、すべてオリジナルデザインで製作。キャブトップを彩る平型バイザー、ミラーステー、ブレ留めは、そのデザイン性の高さが注目の的だ。さらにキャブボトムにはサイドスリットが精悍なラッセル戻しバンパーが据え付けられ、迫力を生み出している。また特筆すべきは、荷台周りも含めて抜き加工を施した部分やアンドンスペースに、すべてダイアカットのプレートを採用していること。

統一感あふれるスタイルを披露する一方、幻想的なナイトシーンの演出にひと役買っている。数々の電飾が生み出すみごとな光のショーは、このクルマの大きなみどころだ。バイザーとミラーステーにはLEDを忍ばせ、ブレ留めにはLEDとストロボライトをコンビネーション。さらにパンチングステンレスで覆ったフロントグリルには蛍光灯とともに3発のストロボライトを備えている。そして、フロントバンパーには3連×2のジュエリーランプ、両端上部のストロボライトと、これでもかとばかりに電飾パーツを装備して、新世代のナイトシーンを披露するのだ。

豪快なキャブアートに目を奪われがちだが、荷台周りの完成度も高い。荷台はステンレスがていねいに巻かれ、サイドバンパーと相まって流麗なフォルムを構築。10連筒出し丸テールを並べたリアパートもオリジナリティたっぷりだ。

【写真6点】豪快かつ積極果敢なモダンパーツ。

カミオン2009年9月号トップアートをもとに再構成

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