石建丸 デザイン性豊かなパーツで武装したメタリックダンプ

ケツブタはもちろん、泥除けも鏡面ステンレスでこしらえてあり、徹底的にメタリックなアートを推し進めている。

       


神戸市を中心に土砂などを運んでいる宇野さんの愛車は、ドアを除く全身を鏡面ステンレスで包み込んだメタリック感あふれるスタイルが魅力的だ。バイザーやバンパーといった大型パーツはもちろん、荷台や泥除けにいたるまで鏡面ステンレスで仕上げられており、他車とは一線を画した存在感を放っている。

大胆な造形をみせるプロテクトップは、最上段に菱形棒チップ、その下に4段ハチ巻き、さらに4連筒出し+パンチングステンレスを重ねたデザイン性あふれるフィニッシュ。4段ハチ巻きにクリアレンズのLEDを採用することで、メタリックなイメージをスポイルすることなく仕上げているのもさすがだ。

さらにキャブトップに迫力を加える平型バイザーは、前面に丸棒チップを採用。天板の下面には3本の極太スリットを装備するなど、アピール度を高めた構成としている。ミラーステーは菱形棒チップ仕様として、プロテクトップとデザインを統一。このあたりにもアートセンスの高さを感じさせる。

そして、最大のみどころといえるのがフロントバンパーだ。極太のフラッグポールやナンバー枠上の筒出し、サイドスリットなど、デザイン性豊かなディテールメイクでみごたえをアップしている。アンドンスペースはパンチング加工が施されている。


昼間はまばゆいばかりのメタリックアートが徹底されているが、夜になると別の顔をのぞかせるのがこのクルマの魅力だ。各部に配置されたLEDやアンドンが色とりどりの光を放ち、幻想的なナイトシーンをみせつける。次の一手はハシゴの装着とサイドバンパーの換装という。さらなる進化に期待大だ。

【写真6点】メタリックなイメージを強調!

カミオン2009年6月号トップアートをもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED