飛鳥丸 絢爛豪華な前衛的フォルムを構成する注目の三菱ふそうキャンター

最先端の電飾パーツを積極的に導入して新時代のナイトシーンを追求した注目の2t平ボディ車が、秀逸なアート車を次々と生み出している黒潮船団から登場した。

       



もっとも注目するべきはフロントバンパー。シルエット自体はオーソドックスな舟型だが、そのディテールには目を見張るものがある。前面は3段構造となっていて、最上段にはストロボライトを3発装備し、中段と下段にはアンドンが仕込まれている。

このアンドン部分にも小型のストロボライトを忍ばせてあり、ナイトシーンでは強烈な光を放つのだ。さらにコーナー部の縦3連筒出しにはLEDマーカーを内蔵。サイドスリット後端にもLEDを仕込むなど、電飾パーツがテンコ盛りのバンパーなのだ。 トップパートも負けず劣らず、豪華なラインナップで飾り上げられている。ストロボ+蛍光灯を装備したキャブロケットに2段平型バイザーを組み合わせ、アグレッシブなフォルムを構築。バイザーミミとミラーステーは菱形棒チップで統一され、トップパートに一体感をもたらしている。

一方、荷台部分はペイントで華やかな雰囲気に仕上げられている。大書きされた「黒潮船団」の文字が、オーナーのクラブとアートへの熱い思いを物語っている。

そして、躍動感いっぱいの“鷲”のペイントの下には4連×2、4連+4連の角テールが並び、アピール度の高いリアビューを構成。クルマ全体の完成度をグっと引き上げている。
昼夜を問わず魅力にあふれた1台だが、とくにLEDやストロボライトを惜しげもなく投入したナイトシーンは、まさに圧巻! その姿をイベント会場などで自分の目に焼き付けてほしい。

【写真7点】デイシーンでもきらびやかな珠玉のモダンデザイン。

カミオン2008年5月号トップアートをもとに再構成

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