日産ディーゼルコンドルをベースにデコトラ風味を利かせた気鋭のデカ箱ダンプ!

このクルマのアートアップに際しては、所属会社の担当ドライバーと社長が意見交換しつつコツコツとスタイルを構築したもの。今では街道で注目を集めるに十分なアートレベルを実現している。

       



注目のキャブ周りは、ブーゲン柄のエッチングステンレスでこしらえたシートキャリアをはじめ、しぼりパイプ仕様の長尺フラッグポールが目を引くラッセルもどしバンパー、菱形と桜柄を組み合わせたミラーステーなど、オリジナリティに富んだワンオフパーツが目白押し。

シートキャリアに採用したパンチングステンレスの内側に3段オレンジマーカーを収めるほか、同じくパンチングステンレスを採用したハシゴの内側にも、蛍光灯とオレンジマーカーをインセット。キャブ前面を彩るV字マーカーとの相乗効果もあり、ナイトシーンでは昼間とはひと味違う魅力をふりまいている。

一方、シートキャリアと同様にブ−ゲン柄のエッチングステンレスを多投したボディ周りには、赤と青のツートーンでモダンさをアピールするコボレーンシートを組み合わせるほか、プロテク前面に渡辺社長が好きだという“八代亜紀”、ケツブタにも同じくひいきにしている“哀川翔”のアートフィルムを採用。

モノトーン調がシブいケツブタにいたっては、躍動する“龍”を合成することにより、威圧的な雰囲気に昇華させることに成功している。

なお、撮影後にはカラーパネルを華やかな文字アンドンに変更するほか、電飾の数も大幅に増やすなど、さらに進化を遂げている。台数が減少傾向にあるデカ箱シーンに気合を注入する気鋭の1台といえる。

【写真7点】オリジナリティに富んだワンオフパーツが目白押し!

カミオン2008年3月号トップアートをもとに再構成

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