山国丸 独創的パーツの大胆アレンジがみせる抜群のバランスが美しいいすゞエルフ

ダブルキャブの後部まで伸びたロケット&ミラーステーが、サイドパートを豪快に飾る。フルカバーされたアンダーパートとのコンビネーションもバッチリ。

       



中国地方を代表する老舗クラブの美沢グループ。このクルマは、もともとその美沢グループの会長車だ。それを同グループの全国本部企画長が譲り受けると同時に、山国丸のニックを与えられ、自分流のアレンジをプラスした発展途上中のアート車だ。

クルマ全体を彩るステンレスパーツは、斬新といった表現がぴったりはまるオリジナルパーツばかり。トップパートはユニークな形状のバイザーを中心に、キャブ後部まで伸びたロケット&ミラーステーが脇を固める。そのサイズからくる重量感とともに、ディテールまでこだわったデザインも見事。トップパートは、まさに個性爆発といった印象だ。

アンダーパートに目を移すと、ラッセル戻しのフロントバンパーから同じくラッセル戻し風のリアバンパーへと連なるラインを、スリットを細かくあしらったサイドバンパー&リアフェンダーでフルカバー。オーバーフェンダー風のシルエットとエアロ調のアレンジもプラスされ、トップパートと合わせて抜群のバランス美を披露している。

そして、荷台4面に入った関口工芸のペイントで、華やかな雰囲気もプラス。アオリ内側にも痛風兄弟の手による文字ペイントが入れられ、全身隙のないアートを披露している。

【写真6点】斬新といった表現がぴったりはまるオリジナルパーツばかり。

カミオン2011年5月号トップアートをもとに再構成

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