あこがれのブライトブルーメタリック「やはりクルマは動かしてあげないと傷むことに、改めて気づきました」|1975年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000 GT-X Vol.3

あこがれのブライトブルーメタリック。

       
最愛の車として、C110スカイラインを乗り継いでいるオーナー。2016年当時、その3台目となるスカイライン ハードトップはブルーのボディをまとっていた。

【1975年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000 GT-X Vol.3】【2】から続く

 それからボディをドンガラ状態にして、レストアを開始。1975年式でホワイトのボディ色だったのを、1973年式でブライトブルーメタリックの姿にする作業が始まった。オーナーにとって、あこがれだったボディ色を再現するにあたっては、細心の注意を払った。

「櫻井眞一郎さんが経営されていたエス・アンド・エス エンジニアリングに純正のブライトブルーメタリックの色のレシピを教えてもらい、それを忠実に再現しました。ブルーの内装パーツにもこだわり、ネットオークションなどでコツコツと集めました」

 まさにオーナーのこだわりと情熱によって見事に再現された、ハードトップ2000GT‐Xなのだ。


【写真23枚】フロントグリル左端、カタログ類のグレード表記は「GTハイフンX」となっているが、車体側にはそれがないエンブレムなど

 今後も現在の状態を維持していくのが目標だが、日々多忙なため、なかなか乗ってあげることができないのが悩みのたねだとか。
「やはりクルマは動かしてあげないと傷むことに、改めて気づきました。今回取材を受けて、ケンメリにいっそう愛情を注いでやりたいと思いました」

 調子が悪いと感じたら、すぐに地元の信頼できる整備工場にみてもらっているそうで、ケンメリとの付き合いは、この先も長く続きそうだ。

OWNER’S VOICE/3台のケンメリ2000 GTを乗り継ぐ

10年+8年+10年。本文にも書いたとおり、オーナーは3台のケンメリ2000GTに、延べ28年間乗り続けている。同じ車種がモデルチェンジするたびに乗り換える人は多いが、同じ型式のクルマに再び乗るというのは、よほどほれ込まなければできないだろう。取材車両の購入時は、決して車両の状態が良くなかったようだが、ここまで再生させるには深い愛情が必要であったはず。そのこだわり具合が見事な1台だった。







丸形4灯ヘッドライトを一体式のグリルで囲んだデザイン。このキリッとした顔つきが愛される理由の一つ。





シャープでキレのあるサイドビューを持つハードトップのデザイン。今見ても古さを感じない印象的でシンプルなプレスラインが美しい。





丸いテールランプは後継のスカイラインにも採用されることになり、デザイン・アイデンティティーに昇華する。



1975年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000 GT-X(KGC110)
Specification 諸元
全長 4460mm
全幅 1625mm
全高 1385mm
ホイールベース 2610mm
トレッド前/後 1350/1330mm
最低地上高 170mm
車両重量 1150kg
乗車定員 5名
最高速度 180km/h
登坂能力(tanθ) 0.46
最小回転半径 5.2m
エンジン型式 L20型
エンジン種類水冷直列6気筒 SOHC
総排気量 1998cc
最高出力 125ps/6000rpm
最大トルク 17kg-m/4400rpm
変速機 前進5段/後退1段
変速比 1速 3.321/2速 2.077/3速 1.308/4速 1.000/5速 0.864/後退 3.382
最終減速比 4.111
燃料タンク容量 55L
サスペンション前/後 ストラット式独立懸架/セミトレーリングアーム式独立懸架
ブレーキ前/後 ディスク/リーディングトレーリング式
タイヤ前後とも 6.45S14-4PR
発売当時価格 120.9万円


初出:Nostalgic Hero 2016年 2月号 vol.173(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1975年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000 GT-X(全3記事)

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photo : NOBUTAKA KOREMOTO/是本信高

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