家族愛に溢れた徹底モデファイ「いかに家族が快適に乗れるか?」|72年式 日産 スカイライン 2000GT Vol.2

       
若いころにはそれなりにタイヤやホイール、ステアリングなどをスポーティーなものに交換して日産 スカイライン 2000GTに乗っていたオーナーの岩崎さん。
 しかし、結婚し家族が増えてからは、家族を考えて改良を施すことが多くなっていく。

 例えば、夏場には2人の娘さんと奥さまの4人で、毎週のように海水浴やプールに行っていたため、後席の娘さんたちが暑くないようにとサイドガラスにスモークフィルムを張ったり、日焼けした肌が直接シートに触れないように、リアシートにはクッションを設置。その後はクーラーも取り付け、それに伴いラジエーターは真ちゅうの3層製へと交換。AT車のため下部にオイルクーラーが付くので市販品がなく、特注した。

 ソレックスやウエーバーへと換装されることが多いキャブレターは純正シングルキャブのまま。マフラーは純正と同じ形状のものをステンレスで作り直した。市販品もあったが、どれも音が大きく、音の静かなステンレスマフラーがなかったためだ。ツインキャブにして市販マフラーを装着すれば、走りはパワフルになるかもしれないが、吸気音や排気音が大きくなってしまうと、家族にとっての快適性は損なわれてしまう。それにシングルキャブなら自分でも簡単に調整やOHができるので、いつでも快調を保つことができる。だからあえてシングルキャブ用のタコ足を特注したのだ。

 岩崎さん自らがハコスカに施した改良はまだまだ続く。インテリアでは遠出用に、カーナビやETC、レーダーまでも搭載。さらに助手席でDVDを楽しむことができるようにと、グローブボックスに専用のモニターを設置。また、コスモ用を流用したオーバーヘッドコンソールや、トヨタ車用の部品を流用してトランクオープナーを製作するなど、利便性、快適性にこだわったモディファイは枚挙にいとまがない。


メーターの照明もLEDに変更している。目線に直接光源が入らないような位置で、なおかつ照度も確保できる場所へLEDを設置しなければいけないため、意外に苦労したそうだ。


コスモ用を流用したオーバーヘッドコンソールの照明もLED化されている。



シートは運転席の座面のみ張り替え済みで、その他は当時のまま。スピーカーは、ドアパネルに加工装着せず、シート下に設置している。



ペダルは吊り下げ式へ変更した。



助手席専用のモニターはグローブボックス内に取り付けられているから、閉めてしまえばすっきり。このモニターがあるおかげで、奥さまや娘さんたちも退屈しないで済むのだそうだ。




ステンレス製のタコ足とマフラーは、ともに特注。音は静かで、見た目はノーマル風というのが、岩崎さんの希望だった。赤いショックはGAB製。スプリングは、後ろが純正で、フロントはカメアリ製だ。



LEDバルブへ単純に交換しただけではもちろんだめで、ウインカー用のオレンジ灯は、横方向からも見やすいように角度を付けて取り付けているのだ。

掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年8月号 Vol.152(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ko-ichi Oka/岡 孝一

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